転職活動のスケジュールが複雑そうだから、流れも知っておきたい。
あと、内定が出たのに今の会社から引き留められたらどうしよう…
働きながら転職活動するのって、忙しくなりそうだなぁ…
誰か代わりにやってくんないかな?
こういった疑問や要望に応える記事です。
本記事でわかることは下記のとおり。
- 在職中の転職活動のコツがわかる
- 在職中の転職活動の流れがわかる
- 引き留めに遭ったときの対処法がわかる
- 忙しい転職活動を楽にする方法がわかる
僕、佐藤誠一はこのブログや他の転職系サイトで、3000人以上の転職相談を受けてきました。
※全国職業相談センターというサイトで、相談対応もやってました。
という相談は、かなり多かったです。
実際に僕がアドバイスして、無事に転職できた人は多く、そのノウハウを記事にまとめました。
正直、スケジュールがちょっと複雑なので、まずはイメージをつかみましょう。
在職中の転職活動がけっこう忙しいので、
できるだけ楽に転職活動する方法もお伝えします。
この記事を読めば、在職中の転職活動に成功する確率が上がるので、参考にしてみてください。
在職中の転職活動のコツ3選【これで失敗しない】
在職中の転職活動に失敗しないコツは、下記の3つ。
- 会社にバレないように転職活動する
- 有給を使って面接に行く
- 今の会社の仕事で手を抜かない
この3つさえやっとけば、だいたいは失敗しません。
1つずつ解説しますね。
①会社にバレないように転職活動する
バレると面倒だから。
例えば、
- 社内に居づらくなる
- 面接に行けないように仕事を振られる
- 辞めさせてもらえない
などの弊害が出ることも。
※社内の人間関係にもよりますが。
基本はバレないように転職活動しましょう。
転職活動がバレないコツ
下記の5つです。
- スマホは常に裏返し→メールでバレないために
- 会社のパソコンで求人サイトを見ない
- 会社のメアドで応募企業とやり取りしない
- 面接に行く服装で出社しない
- 仲の良い同僚にも言わない
この辺を守れば大丈夫。
履歴書に連絡がつきやすい時間帯を記載しておく
在職中の転職活動のため、連絡は基本メールがありがたいです。
お電話の場合は、平日の17時~20時は電話に出やすいです。
など、履歴書に書いておくと良いですね。
どうしても電話が良いときもあるでしょうし、これならお互いストレスがないしバレにくいです。
②有給を使って面接に行く
面接は平日が多いからです。
土日に面接してくれる企業も増えてますが、まだまだって感じ。
事前に面接日がわかっていれば、有給申請をしておきましょう。
有給をもらうのは社員の権利【ただし、バレないように】
有給は社員の権利であり、理由なくもらってOKです。
- 私用により
- 家庭の事情で
などで有給申請すればOK。
※くれぐれも「転職活動のため」はダメですよ。
ただし、不自然に有給を取りまくるのはバレやすいので配慮が必要。
あくまでも自然なペースで有給をとりましょう。
面接日程が合わない場合→他の候補日をもらう
応募企業から打診があった面接候補日に休めないなら、無理せず他の日程をもらいましょう。
在職中に転職活動していることを伝えておけば、応募企業も他の日程をくれるから。
というか、もしそこで不採用になる企業なら、どのみち合わないのでサヨナラでOK。
- 応募企業=上
- あなた=下
って関係ではなく、50:50なので堂々と他の日程をもらえば大丈夫です。
③今の会社の仕事で手を抜かない
これ、一番大事です。
なぜなら、立つ鳥跡を濁さずが大事だから。
と思ってしまうと、辞めるときに揉めがち。
※嫌がらせを受けるとか。
在職中の転職活動は忙しいですが、有終の美だと思って最後は頑張りましょう。
【ちなみに】退職してからの転職活動との違い
退職してから転職活動も考えてる人
違いは下記の表のとおりでして、メリットとデメリットにしてみました。
メリット | デメリット | |
在職中 | 収入が途絶えない
計画的に見えて好印象 じっくり転職活動できる 焦って内定を取りにいかない |
忙しい
バレない配慮が必要 面接のスケジュールが合いづらい 退職してから |
退職後 | 転職活動に集中できる
面接の日程を合わせやすい |
収入が途絶える
勢いで辞める人のイメージ 焦って内定を取りに行きがち ブラック企業に入社するリスク |
総合的に見ると「在職中に転職活動」の方がいいかなと。
ただし、貯金がある人は退職してからでもアリですよ。
必要な貯金額は、だいたい75万円くらいですかね。
75万円あれば3ヶ月くらい生活できるので、その間に転職活動すればOKです。
この辺は、辞めてから転職活動するメリットとデメリット【先に辞めてもOKです】にまとめてます。
在職中の転職活動の流れ7ステップ
内定もらったり、退職を申し出たりする順序がイメージできない…
という質問が多かったので、在職中の転職活動の流れをまとめました。
下記の7ステップです。
- まずは就業規則の確認
- 転職活動
- 内定をもらう
- 今の会社に退職の申し出
- 内定承諾
- 今の会社を退職【引き継ぎ業務】
- 新会社に入社
1つずつ解説しますね。
①まずは就業規則の確認【1ヶ月目】
最初にやるのは、今の会社の就業規則の確認です。
なぜなら、辞められるまでの期間が書いてあるから。
内定先から、
と聞かれたときにスムーズに答えられます。
これを最初にやっとかないと「内定が出たけど辞められない」というトラブルになります。
転職活動の最初にやりましょう。
②転職活動【1~3ヶ月】
就業規則を見たら、ようやく転職活動開始です。
具体的な流れは下記のとおり。
- 自己分析
- 求人を探す
- 企業研究
- 履歴書と職務経歴書を応募企業に送付
- 面接
- 内定
各ステップの詳細は、【失敗を防ぐ】転職活動の始め方を5つの手順で解説【楽しい人生へ】にまとめてます。
この流れで転職活動をすれば、失敗はかなり減りますよ。
何社くらいに応募すればいいか?→理想は20社
3社くらい内定をもらえるので、選択肢ができるから。
7社に応募すると1社くらい内定もらえますが、選択肢がないので迷います。
応募数については、転職の応募数は20社が安心【少ない応募で転職に成功する5つの方法】にまとめてます。
転職活動の期間は3ヶ月を見ておきましょう
集中力を維持しつつ、じっくり転職活動できるのが3ヶ月だから。
ダラダラとやることもできますが、疲れますよ。
ちなみに、中途採用の内定が出やすい時期は下記です。
- 3月:決算期だから
- 9月:退職者が出て人員が減るから
転職活動に3ヶ月くらいかかることを考えると、6月と12月から転職活動を始めると良いでしょう。
③内定をもらう
複数から内定をもらって、最終的にどこに転職するか決めましょう。
④今の会社に退職の申し出【タイミングはここ】
内定承諾の前に、今の会社に退職を申し出ましょう。
会社側の出方を見たいから。
すんなり退職に応じてくれれば問題ないですが、引き留めに遭ったりするとちょっと時間がかかります。
時間がかかる=内定先にも影響するので、
内定承諾より前に今の会社に退職を申し出てください。
退職の申し出は直属の上司に
管理者だから。
くれぐれも上司の上司とかに言っちゃダメですよ。
上司がヘソを曲げてトラブルになることも。
退職の申し出や退職手続きについては、会社の退職手続きの5つの流れ【引き留められたときの5つの対処法】をどうぞ。
⑤内定承諾【入社日の決定】
今の会社を辞められるとわかったら、内定承諾をしてください。
ここで入社日も決まります。
⑥今の会社を退職【引き継ぎ業務】
いよいよ退職ですが、その前に引き継ぎを業務をやっておきましょう。
前述のとおり、立つ鳥跡を濁さずです。
忙しいと思いますが、事前に引継ぎ資料を作っておくと便利。
有給消化でゆっくり休めます。
⑦新会社に入社
という感じで、新会社に入社します。
少々複雑な流れですが、だいたいのイメージをつかんでおきましょう。
よくある質問①:内定先に待ってもらうことはできますか?
結論、できます。
ただし、一般的には1ヶ月が限度かなと。
2ヶ月とか3ヶ月だと、他の人を採用すると思うので。
この辺はあくまで会社次第でして、交渉次第では引き延ばせるかと。
引き伸ばして内定取り消しになるなら、縁がなかったと思うのも良いかも。
急かされる会社=人材不足=離職率が高い=ブラックかもしれないから。
よくある質問②:引き留めに遭ったらどうすればいいですか?
下記を上から順にやっていけばOKです。
- 日付入りの退職届を出す
- 退職届を内容証明郵便で送る
- 「労働基準監督署に相談します」という
- 退職代行を使う
- 無断欠勤
一般的には最初の「日付入りの退職届を出す」で辞められます。
法的書類ですからね。
そもそも会社側に引き留める権利はないので、強気で「辞めます!」が一番効きますよ。
引き留めの対処法も、会社の退職手続きの5つの流れ【引き留められたときの5つの対処法】にまとめてるので、万が一の際はどうぞ。
在職中の転職活動が忙しくて辛いときの対処法
でも、働きながら転職活動って忙しくて大変そうだなぁ…
疲れるし大変そうだし、誰か代わりにやってくんないかなぁ…
という人は、転職エージェントに頼りましょう。
転職活動の代行をしてくれるから。
転職エージェントが無料でやってくれること
具体的には、下記を無料でやってくれます。
- 自己分析
- あなたに合う企業の紹介
- 応募企業への連絡やスケジュール調整
- 内定が出やすい履歴書や面接の対策
転職活動の手間を、半分以上は軽減できると思います。
あなたが転職のプロになる必要はない
そもそもあなたが転職のプロになる必要はないので、餅は餅屋に任せると楽ですよ。
優れた人は「人を使うのがうまい」ってことで、なんでも1人でやらなくてOKです。
紹介される企業が気に入らないなら断ってもOKなので、
転職エージェントにも相談を考える人
くらいのテンションでいいと思いますよ。
※どうせ無料ですしね。
信頼できる転職エージェントは、
20代の未経験者におすすめの転職エージェント3選【失敗しないコツ】にまとめてます。
※「未経験者」とありますが、経験者の転職でも対応してくれます。
てことで、できるだけ楽に転職活動しましょう。
まとめ【在職中の転職活動のコツを押さえて行動開始】
最後にもう一度、在職中の転職活動の3つのコツをまとめておきます。
- 会社にバレないように転職活動する
- 有給を使って面接に行く
- 今の会社の仕事で手を抜かない
そして、在職中の転職活動の流れは下記の7ステップです。
- まずは就業規則の確認
- 転職活動
- 内定をもらう
- 今の会社に退職の申し出
- 内定承諾
- 今の会社を退職【引き継ぎ業務】
- 新会社に入社
だいたいのイメージはついたと思うので、
さっそく行動開始しましょう。
まずは、今の会社の就業規則を見てみてください。
忙しくてどうしても転職活動が辛いなら、無理せず転職エージェントに相談すると楽です。
20代の未経験者におすすめの転職エージェント3選【失敗しないコツ】を参考にどうぞ。
合わなきゃ断ればいいので、情報収集のつもりでいいかなと。
あなたが無事に転職できるのを祈ってます。