郵便局に転職を考えてるんだよね。
割と採用されやすそうだし。
元公務員だし安定してそうだけど、
ノルマとか自爆営業があるなら嫌だなぁ…
こういった疑問に答える記事です。
本記事の内容は下記のとおり。
- 【元郵便局員が暴露】郵便局の自爆営業はなくならない
- 【体験談】郵便局の自爆営業は昔からあった【ブラックぶりを解説】
僕、佐藤誠一は元郵便局員です。
平成14年に入社して、平成15年に退職しています。
昔から自爆営業はありましたよ。
後述しますが、僕もいろいろ買いました(^^;
自爆営業があると実質の手取りが減るので、稼ぎたい人にはちょっときついかなと…
この記事では、元郵便局員の僕が自爆営業がなくならない理由を解説するので、ある程度の信ぴょう性があると思います。
郵便局に就職・転職を考えてるあなたの参考になればうれしいです。
目次
【元郵便局員が暴露】郵便局の自爆営業はなくならない
おそらく、郵便局の自爆営業はなくならないでしょう。
なぜなら、郵便局の商品はちょっと売りにくいから。
例えばこんな感じ。
商品 | 売りにくい理由 |
かんぽ(簡易保険) | 死亡保障1000万円まで |
年賀状 | 年賀状を出す人が減り続けている |
ふるさと小包 | Amazonなど他の通販が強すぎる |
かもめーる | 暑中見舞いの文化が薄れている |
ちょっと売りにくい商品が多いので、ノルマを達成できず、仕方なく自爆営業するイメージです。
世帯主の男性の平均死亡保障額は1406万円【かんぽだと足りない】
「死亡保障1000万円まで」を補足すると、世帯主の男性であれば、平均の死亡保障額は1406万円です。
参考:公益財団法人生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」
つまり、かんぽで1000万円の死亡保障をつけても、不足分の406万円を他の保険会社で加入しないといけません。
でも、他の保険会社は死亡保障額を1406万円以上つけられるので、だったら最初から他の保険会社で契約を1本化した方が管理が楽ですよね。
そのため、かんぽは売りにくいかなと思います。
ノルマを廃止したら誰も売らなくなる
郵便局は2019年のかんぽ不正販売報道を受けて「ノルマ廃止」を宣言しました。
でも、ノルマを廃止したら「誰も売らなくなる」ので、潰れてしまいます。
営業会社である以上、ノルマのような強制力がないと売れないので、またノルマは復活するんじゃないかと…
※上場企業がノルマ廃止したら、株価も下がりますしね。
「ノルマ復活」はあくまでも予測ですが、そもそも営業職である以上「ノルマなし」にはできないと思います。
この辺は、営業でノルマなしはありえない【あなたの天職に出会う3つの方法】にまとめてます。
【体験談】郵便局の自爆営業は昔からあった【ブラックぶりを解説】
郵便局の自爆営業は、昔からありました。
2019年にかんぽの不正販売や自爆営業が報道されましたが、元郵便局員の僕からすれば、
自爆営業なんか昔からあったじゃん。
って感じですね(^^;
僕が郵便局員時代にやってた自爆営業は、下記のとおりです。
- かんぽの養老保険で月払15000円
- 年賀状
- かもめーる
- ふるさと小包
すべて郵便局長の「買え」の一言でしたね。
当時僕は21歳の新入社員でしたし、郵便局長には逆らえないので買うしかない感じでした。
【悲報】郵便局は給料少ないのに自爆営業をしている
正直、郵便局の給料は安かったです。
郵便局員時代の僕の勤務状況と給料は下記のとおり。
- 8時~20時勤務(休憩1時間)
- 額面の月給14万円
- 手取り月給106,000円
- 時給換算すると手取り418円/h
- ボーナスは年2回で合計40万円ほど
- 各種手当て含めて、手取り年収180万円くらい
もちろん今は改善されてると思いますが、当時は最低賃金を下回ってました。
この収入でさらに自爆営業するのは、なかなかきついんですよ(^^;
特にキツかったのは、かんぽの月払15000円ですね。
当時僕は職員アパートに住んでいたので家賃は安かったですが、それでもキツかったですよ。
少ない給料で自爆営業するのは本当に大変でした。
【郵便局のブラック体験談①】フレンチ自腹事件
自爆営業以外で、僕が体験したブラック体験談を紹介します。
まず1つ目は「フレンチ自腹事件」です。
初めて冬のボーナスで20万円くらいが入りました。
でも局の忘年会で、1人5万円のフレンチに自腹で参加を強制されました。
僕は毎月カツカツでボーナスを大切につかおうと思っていたので、断ろうとしました。
でも、局長の、
の一言で強制参加。
当時僕は21歳の新人だったので、反論することができませんでした。
年収180万円の男が、一食に5万円なんてあり得ないですよ。
入ったボーナスの使い道まで強要されるので、けっこうブラックかなと。
【郵便局のブラック体験談②】マイカー禁止事件
僕は長野県の郵便局に就職しました。
ぶっちゃけ、車がないと生活しづらい地域です。
でも、局長から「マイカー禁止」と言い渡されました。
理由は、「事故を起こすといけないから」という謎の理由。
どこに行くにも路線バスだったので、かなりキツかったです。
※まぁ最終的には、隠れて乗ってましたけどね(笑)
【郵便局のブラック体験談③】退職するまで半年
郵便局を辞めたいと思った僕は、1年経ったところで退職を申し出ました。
ところが、実際に退職できたのは退職を申し出てから半年後。
僕が勤めていた郵便局の局長は局長の中でも偉い人だったので、メンツにこだわってました。
ようは「自分の局で短期退職者を出すのは恥」と思ってたみたいですね。
普通、会社を辞めるのにかかる期間は長くて3ヶ月。
でも、ダラダラと半年も引きのばされてしまいました。
と言われましたが、今は辞めてよかったと思ってます。
2016年にブラック企業大賞を受賞
2016年、郵便曲は「ブラック企業大賞」を受賞しています。
参考:ブラック企業大賞
もちろん局によっては、ブラックじゃないところもあると思います。
でも、自分で配属局を選ぶことはできないので、ブラックな局に当たる可能性もあります。
職業選択は個人の自由ですが、郵便局に就職・転職するなら、ブラック局があることを知った上で入社してください。
まとめ【郵便局の自爆営業はなくならない】
この記事をまとめます。
- 郵便局の自爆営業はなくならない
- ノルマ廃止は難しいと思う
- 郵便局員は少ない給料で自爆営業している
- 結論、郵便局はブラックだと思う
郵便局に就職・転職を考えているあなたの参考になればうれしいです。
もし郵便局が怖いと思ったなら、他の会社にしておいた方がいいかも。
超本気の覚悟がある人だけ、郵便局に転職しましょう。
おすすめの転職先は下記の記事にまとめたので、参考にどうぞ。
あなたの就職・転職の参考になればうれしいです。