本音は今の会社から逃げたいだけなんだけど、
「御社にやりがいを感じるからです」って言えば印象いいかな?
でも、本当の転職理由がネガティブなだけに、突っ込まれたらヤバいかな…?
例文とかもあれば見ておきたいな。
こういった疑問に答える記事です。
本記事でわかることは下記のとおり。
- 転職理由を「やりがい」にするときの注意点がわかる
- 転職理由が「やりがい」の例文がわかる
- ウソの転職理由は将来あなたを苦しめるとわかる
僕、佐藤誠一は5人のスタッフを抱える事業主です。
※Webライティングをやってます。
実際にスタッフを採用することがあるので、ようは「採用する側の人間」です。
面接とかもやるんですが、転職理由(仕事をやりたい理由)は聞くようにしてます。
なぜなら、すぐ辞められると困るから。
気軽に辞められると、人材育成のコストで大損してしまいます。
だから、転職理由で「本気度」を確かめるようにしてます。
この記事は、実際に人を採用する側の僕が、転職理由=やりがいと言われたときに感じることをまとめてます。
どういう「やりがい」だと、ウソっぽく聞こえるか。
どういう「やりがい」なら採用したくなるかなどを解説するので、かなり信ぴょう性があるかと。
転職理由を「やりがい」にしようと思っているあなたの、参考になればうれしいです。
目次
転職理由を「やりがい」にする3つの注意点【採用担当者の目線】
と言われたときに感じるのは、下記の3つです。
- 今の仕事にやりがいを感じない理由が気になる
- 「本当にうちの仕事わかってる?」と不安になる
- なんか覚悟を感じない
僕だけじゃなく、世の中の企業の採用担当者もおそらく同じことを思ってます。
1つずつ解説しますね。
①今の仕事にやりがいを感じない理由が気になる
ということは、今の仕事にやりがいを感じてないということ。
だって、やりがいを感じてるならそもそも転職しないから。
具体的に気になるのは、下記の感じですかね。
- 今の会社ではダメなの?
- うちの仕事にやりがいを感じなくなったら辞めるの?
この辺の不安を払拭できないと、ちょっと採用するのは怖いです。
※払拭する方法は後述します。
②「本当にうちの仕事わかってる?」と不安になる
まだうちの仕事をしてもいないのに、どうしてやりがいを感じるのかが疑問です。
下手すると「とりあえずやりがいって言っときゃポジティブに聞こえるだろう」という魂胆にも見えます。
この辺は突っ込む対象でして、質問しまくって詰まったら「調べてないな」と判断して、不採用です。
※説得力のある答え方は後述します。
③なんか覚悟を感じない
「やりがい」って、割と軽い言葉だから。
なんていうか「やらなきゃいけない理由」を感じないんですよね。
だから、嫌なことがあるとすぐ辞める印象にもなります。
ということで、どうすれば覚悟を感じるかを解説していきますね。
【結論】エピソードがある人は信用できる
- 今の仕事にやりがいを感じない理由が気になる
- 「本当にうちの仕事わかってる?」と不安になる
- なんか覚悟を感じない
をすべて払拭する方法はエピソードです。
エピソード=具体例なので信用できるから。
エピソードの例
未経験からマーケティングの会社に応募する人を例に、解説します。
私は現在、副業でブログをやっています。
1年ほどやっていますが、ようやく月に3万円ほど稼げるようになりました。
何度も挫折しそうになりましたが、必死でやってきました。
なので、マーケティングの辛い部分も少しわかっているつもりです。
ブログを通して、マーケティングへの興味が高まっていきました。
現在は工場勤務ですが、もう本業も副業もマーケティングにどっぷり浸かって、スペシャリストになりたいです。
ブログで得たマーケティングスキルは御社の仕事に貢献できるし、少々ずるいですが御社で身につけたスキルはブログでも活かせると思います。
御社のWebマーケティングは業界トップクラスだと思っているので、御社でスペシャリストになって貢献したいです。
こんな感じのエピソードがあると信用できますね。
- 今の仕事にやりがいを感じない理由が気になる→やりがいないわけじゃないから払拭
- 「本当にうちの仕事わかってる?」と不安になる→経験者なので払拭
- なんか覚悟を感じない→すでにブログやってるので払拭
って感じで、3つとも不安を払拭してくれて好印象です。
結論、エピソードがあるならやりがいを転職理由にしてOKです。
転職理由が「やりがい」の例文【これなら印象良い】
なんかもう1つくらい例文があった方がいいと思うので、過去に僕が転職に成功した「やりがいの転職理由」を紹介しておきます。
メットライフ生命の営業→保険代理店の営業に転職したときのやつです。
私は現在、1社専属の保険会社の営業マンです。
幸いなことに、200人を超えるお客様に巡り合うことができました。
ただ、大きな不満があります。
それは、1つの保険会社の商品しか提案できないことです。
今は比較が当たり前の時代ですし、お客様に1社の選択肢しか与えないのは、もはや時代錯誤だと思います。
御社は保険会社30社の商品を扱えると聞きました。
これからは時代に合わせて、お客様に合った保険商品を、会社の垣根関係なく提案していきたいです。
シンプルですよね。
- 今の仕事にやりがいを感じない理由が気になる→やりがいないわけじゃないから払拭
- 「本当にうちの仕事わかってる?」と不安になる→経験者なので払拭
- なんか覚悟を感じない→すでに保険営業をやってるので払拭
って感じですべて払拭できてるので、印象が良い感じです。
結論、あなたの過去を振り返って、エピソードを探しましょう。
転職理由で行き詰まったらプロに相談
なんか転職理由がまったく浮かばなくなってきた…
という人は、転職エージェントに相談して助けてもらうといいかも。
プロのキャリアカウンセラーが在籍してるので、転職理由を考えてくれますよ。
ただし、転職エージェントも商売なので、企業の紹介があります。
という人は無料で対応してくれるので、有効かと。
紹介される企業が嫌なら断っても大丈夫なので、転職理由の相談もしてみましょう。
対応が丁寧な転職エージェントは、20代の未経験者におすすめの転職エージェント3選【失敗しないコツ】にまとめてます。
【悲報】ウソの転職理由はあなたを苦しめる【やりがいがない】
一応、最後に注意点を1つ。
もし「やりがい」など、ウソの転職理由をでっち上げようととしてるなら、やめといた方がいいですよ。
仮に転職できても、やりがいを感じずにすぐ辞めてしまうリスクが高いからです。
【体験談】僕もウソの転職理由で入社してすぐ辞めた
実は僕も、過去にウソの転職理由(やりがいなど)をでっち上げて、入社したことがあります。
国家公務員になったときの話です。
ぶっちゃけ本当の転職理由は「安定してるから」だったんですが、それを面接で言うわけにもいきません。
だから、ウソで「やりがいを感じるからです」と言ったんですよね。
仕事が始まってからは地獄でしたよ。
だって、仕事にやりがいがないんだもん。
- 土日のために生きる
- 日曜日は朝から憂鬱
- 人生に絶望する
みたいな感じになって、結局1年半で辞めちゃいました。
結論、ウソの転職理由はあなたを苦しめるので、おすすめしません。
まとめ【転職理由をやりがいにしてもいいけどエピソードを忘れずに】
最後にもう一度、転職理由を「やりがい」にしたときに採用担当者が抱く3つの不安をまとめておきます。
- 今の仕事にやりがいを感じない理由が気になる
- 「本当にうちの仕事わかってる?」と不安になる
- なんか覚悟を感じない
この3つすべてを払拭してくれるのが、エピソードです。
過去を振り返って、使えそうなエピソードを探してください。
どうしても見つからないなら、転職エージェントに相談して転職理由を作ってもらえばOKです。
※20代の未経験者におすすめの転職エージェント3選【失敗しないコツ】をどうぞ。
「やりがい」は使い方を間違えると諸刃の剣なので、くどいですがエピソードを忘れずに。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです。