今の会社はテキトーに選んで失敗したから、次は失敗したくないんだよね。
でも、企業研究ってなんか難しそう…
自分で企業研究しないといけないのはわかるけど、
ぶっちゃけメンドくさいなぁ…
こういった疑問や要望に応える記事です。
本記事の内容は下記のとおり。
- 転職の企業研究のやり方がわかる
- 企業研究がメンドくさいときの対処法がわかる
- 100%の企業研究はできないとわかる
僕、佐藤誠一はこのブログや他の転職系サイトで、3000人以上の転職相談にのってきました。
※全国職業相談センターというサイトで、相談対応もやってました。
という相談は多かったです。
結論、企業研究にはマニュアルがあるので、その通りにやればOKです。
僕がマニュアルを教えて、合う会社に転職できた人もいるので信ぴょう性あるかと。
また、忙しくて企業研究がメンドくさい人向けの対処法も解説します。
ミスマッチを防ぐためにも、参考にしてみてください。
目次
転職の企業研究のやり方2ステップ【どこまでやればいいかわかる】
転職の企業研究は、下記の2ステップでOKです。
- まずはあなたが転職して何を叶えたいか優先順位をつける
- 気になる転職先候補を企業研究シートにまとめて、比較する
企業研究って、どこまでやればいいかわかります。
1つずつ解説しますね。
①まずはあなたが転職して何を叶えたいか優先順位をつける
最初に、あなたが今回の転職で叶えたいことに優先順位をつけましょう。
転職先候補を効率的に選べるから。
ようは「転職の軸を決める」ってことでして、これをやっとかないとブレブレになります。
結果的にミスマッチになるので、まずは軸を固めましょう。
詳しいやり方は、転職軸とは転職先に求めること【決め方3ステップで失敗を防げます】にまとめてます。
②気になる転職先候補を企業研究シートにまとめて、比較する
興味ある企業をエクセルにまとめていきましょう。
調べる項目や調べ方は下記のとおり。
チェック項目 | 調べる理由 | 調べ方 |
会社名 | これは最低限 | ググればOK |
事業内容 | これも最低限 | ホームページ |
主力商品 | あなたが何を売るのかわかる | ホームページ |
商品が差別化できてるか | できてないと売れない | ホームページ、IR情報、業界紙 |
業績の推移 | 成長してるか確認 | ホームページ、会社四季報 |
業界での立ち位置 | 先を行ってるか確認 | 業界地図、業界紙、口コミサイト |
時代の波にのってるか | 衰退産業は悲惨 | 業界地図、口コミサイト |
業務内容 | ミスマッチを防ぐ | 求人サイト、転職フェア |
給料 | ミスマッチを防ぐ | ホームページ、求人サイト |
キャリアプラン | 将来をイメージ | ホームページ、転職フェア |
離職率 | ブラックか確認 | 就職四季報、口コミサイト |
従業員数の推移 | 減ってないか確認(減ってる=衰退) | ホームページ、IR情報 |
平均年齢 | 古い体質か確認(平均年齢が高い=体質が古い) | 就職四季報 |
平均勤続年数 | 長く勤められる環境か確認 | 就職四季報 |
平均の残業時間 | 激務じゃないか確認 | 就職四季報 |
休日・休暇 | ワークライフバランスを確認 | ホームページ、就職四季報 |
福利厚生 | 社員を大切にしてるかわかる | ホームページ |
研修の有無 | 人を育てる気があるかわかる | ホームページ、IR情報 |
社風 | あなたに合うか確認 | SNS、口コミサイト、知人に聞く、転職フェアで雰囲気を見る |
社内の人間関係 | あなたに合うか確認 | SNS、口コミサイト、知人に聞く |
社長がどんな人か | 会社の方向性がわかる | 社長のSNS、Youtube、口コミサイト |
求める人材 | あなたが採用されるかわかる | ホームページ、求人サイト |
エクセルはこんな感じでして、すぐ比較できるようにすると見やすいです。
企業の情報の集め方
上記でもちょっと触れてますが、企業情報を集める方法には下記があります。
けっこう情報を仕入れるルートはあるので、調べてみましょう。
いざやっちゃえば、そんなに大変じゃないです。
あまりに情報が少ない会社は避けた方がいい【怪しいから】
そういう会社はどうすればいいの?
結論、情報が少ない会社は避けた方がいいかと。
なぜなら、本気で良い人を採用しようとしてないから。
本気なら、企業情報をたくさん出すはずですよね。
情報がない=人事がサボってる=良い人材は少ない会社ってことで、やめといた方が無難です。
どう調べてもわからないこと→面接の逆質問で聞けばOK
どうやって調べたらいいの?
結論、面接の逆質問で聞いてOK。
「逆質問」とは、企業研究でわからなかったことを聞く場なので。
逆質問については、転職の面接の11の流れやマナー【事前に聞かれる質問がわかる方法】にまとめたのでどうぞ。
転職の企業研究にかける時間は20時間くらい
実働で20時間くらいですね。
ネットを調べたり、本を買っちゃえばすぐに情報がわかるから。
20時間って本気出せば3日終わるので、短期集中でやり切っちゃうのがオススメです。
面倒ですが先にやっちゃえば、早く転職活動が終わりますよ。
【注意】企業研究しないとミスマッチが起きやすい
そもそも、きちんと企業研究しないとミスマッチが起きますよ。
だって、よく調べず転職しちゃうってことだから。
ミスマッチをするとまた転職する必要があるので、面倒ですよ。
面倒ですがきちんとやっちゃえば、ミスマッチを減らせます。
企業研究すると志望動機は自然と見えてくる
企業研究するほど、興味がある企業を見つけられるからです。
という最初の感動が、そのまま志望動機に使えますよ。
つまり、企業研究=志望動機作りなので、実は一石二鳥の作業です。
企業研究するほど「その会社でなければいけない理由」も見えてくるので、やっぱり企業研究は大事。
ちなみに志望動機の作り方は、【例文つき】転職の志望動機の書き方【未経験者も楽に書く2つのコツ】にまとめたので、参考にどうぞ。
企業研究をしておかないと、面接で突っ込まれたときに答えられない
面接官は「企業研究してる前提」で質問してくるから。
ちゃんと企業のことを勉強しておかないと、
そもそも内定をもらえません。
企業研究=面接対策でもあるので、一石二鳥です。
企業研究はメンドくさいですが、やってしまえば志望動機や面接対策など他の工程も終わるので、やっといた方がいいですよ。
1人で企業研究するのがメンドいなら転職エージェントに相談
正直、メンドくさい…
仕事も忙しいし、20時間もとれないよ…
という人は、仕方ないので転職エージェントに頼りましょう。
転職エージェントは、企業研究を代行してくれるからです。
具体的には、下記を無料でやってくれます。
- まずはあなたの要望を聞く
- あなたに合いそうな企業をいくつか紹介してくれる
- 担当者は企業のことをよく知ってるので、質問すれば答えてくれる
という感じで、企業選びと企業研究を代行してもらえます。
メンドくさい人、忙しい人は頼っても良いかと。
企業研究に強い転職エージェントは、
20代の未経験者におすすめの転職エージェント3選【失敗しないコツ】にまとめてます。
※「未経験者」とありますが、経験者の転職でもOKです。
もちろん、紹介される企業が嫌なら断ってもOKです。
【注意】転職エージェントに転職先を決めさせないこと
ただし、あくまでも転職先を決めるのはあなたです。
あなたの人生なので。
転職エージェントがやってくれるのは情報提供までなので、決めるのはあなたです。
転職エージェントに転職先の企業まで決めさせちゃうと、後悔することあるので要注意。
自分で納得して選んだ会社なら後悔はしないので、自分で決めましょう。
そもそも転職って人生の大イベントなので、それを人に委ねるのはナンセンスです。
【悲報】どんなに企業研究しても転職してみないと実態はわからない
結論、どんなに企業研究してもミスマッチは起こり得ます。
なぜなら、企業研究には限界があるから。
最後は相性の問題なので、入社してみないとわかりません。
調べられることをきちんと調べたら、あとは「清水の舞台から飛び降りる」というテンションが必要です。
【考え方】スキルを身につけるつもりで転職すればOK
結論、ミスマッチでもいいんです。
なぜなら、終身雇用も崩壊して、どうせまた転職するから。
転職先の会社と相性が良くても悪くても、その会社に定年まではいません。
だから、スキルを身につけるつもりで転職すればOKです。
終身雇用の崩壊→スキルを身につけないと生きていけない
終身雇用が崩壊したということは、手に職をもってないと生きていけないってことです。
なので、仮にミスマッチでもスキルを身につければOK。
どんなひどい会社でも、何か得られるスキルはあるはず。
で、キツかったらまた転職しましょう。
スキルさえ身につければ、転職回数が増えても転職できます。
結論、ある程度の企業研究をしたら、あとは清水の舞台から飛び降りましょう。
まとめ【転職の企業研究の方法は、ポイントを押さえれば簡単です】
この記事をまとめます。
- まずはあなたが転職して何を叶えたいか優先順位をつける
- 気になる転職先候補を企業研究シートにまとめて、比較する
- 企業研究は、志望動機と面接対策を兼ねる
- どうしても企業研究がめんどくさければ、転職エージェントに代行してもらう
- 最後は入社しないとわからないので、スキルを身につけるつもりで転職すればOK
ということで、さっそく企業研究をやってみましょう。
ここをやらないと、次に進めないので。
企業の情報を集める手段は、下記のとおりです。
そして、どうしても企業研究がメンドくさいなら、転職エージェントに代行してもらいましょう。
企業研究に強い転職エージェントは、
20代の未経験者におすすめの転職エージェント3選【失敗しないコツ】をどうぞ。
また、転職活動のロードマップは、
20代の転職の進め方10の手順【失敗しない転職活動のコツも解説】がわかりやすいかと思います。
あなたと相性が良い会社に転職できることを祈ってます。