営業に転職を考えてて、テレアポ営業も選択肢に入れてるけどやっていけるかな…?
なんかキツそうなイメージがある…
向いてないならテレアポ営業はやめておこうかな。
ぶっちゃけ、テレアポ営業に転職はアリなの?
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- テレアポ営業の仕事内容やきついところがわかる
- テレアポ営業に向いてる人の特徴がわかる
- テレアポ営業に向いてない人の特徴がわかる
- テレアポ営業のコツがわかる
- あなたがテレアポ営業に転職していいのかわかる
僕、佐藤誠一は元営業マンです。
経歴は下記のとおり。
年齢 | 職業 | 営業手法 |
26~31歳 | メットライフ生命の営業 | テレアポ、飛び込み、紹介営業 |
31~33歳 | 保険代理店の営業 | 紹介営業 |
33~36歳 | Webマーケティングの営業 | Webを使った営業、テレアポ、紹介営業 |
36歳~現在 | Webライター | サイトから仕事の依頼がくる |
メットライフ生命時代にテレアポをやったんですが、結果は全滅。
なんと1件もアポを取れませんでした。
佐藤誠一
ですが、Webマーケティング営業時代はテレアポのコツをつかみ、アポ取得率10%までレベルアップできました。
こんな感じで、テレアポで苦戦した経験と、うまくいった経験がある僕が書いた記事なので、それなりに信ぴょう性があるかと。
結論でいうと、テレアポ営業への転職はおすすめしません。
なぜなら、時代に合ってないから。
そもそもテレアポって、インターネットが普及する前の営業手法なので時代遅れです。
佐藤誠一
目次
【まず】テレアポ営業の仕事内容とは【法人や個人宅に電話】
基礎情報として、テレアポ営業の仕事内容を知っておきましょう。
- 知らない法人や個人宅に電話してアポを取る
- アポを取ったところに訪問して商品を売る
ちなみに、電話するリストの有無は会社によって違います。
リストがない場合は、電話帳やインターネットで電話番号を調べて電話する感じですね。
佐藤誠一
トークスクリプトがない場合は、自分で作ってテレアポする感じ。
テレアポ営業のメリット
結論、下記の2つかなと。
- 移動がない
- アプローチできる数が多い
室内でひたすら電話するので、移動時間がなく、たくさんアプローチできます。
佐藤誠一
テレアポ営業のきついところ【メンタルが病む】
結論、下記の13個がキツいです。
- 何百件かけてもアポが取れない
- 相手の顔が見えないから緊張する
- 断られ続けてメンタルが病む
- 良心の呵責に耐えられない
- クレーム対応がきつい
- 電話をかけるのが怖い
- 同じことの繰り返しでつまらない
- せまい部屋で電話をかけ続けるのが苦痛
- トークスクリプトやマニュアルは机上の空論
- テレアポリストも役に立たない
- 受付突破できないのが辛い
- 営業ノルマを達成できない
- 売れるまで休めないから大変
ぶっちゃけ、ほとんどアポは取れません。
だって、あなたも急に電話で営業されたら断りますよね?
みんな一緒なので、かなり効率が悪いです。
きついところの詳細は、テレアポ営業がきつい13の理由【メンタルが病むのでおすすめしない】に詳しくまとめてます。
佐藤誠一
※「なんかきつそうだから、テレアポ営業は辞めておこうかな…」という人は、マジでテレアポ営業に転職しない方がいいですよ。
テレアポ営業中心の業界【おすすめしない】
下記の業界は、今でもテレアポ営業をやってます。
- 保険営業
- 投資用不動産の営業
- リフォーム営業
- 住宅営業
- 広告営業
- 太陽光の営業
- 証券営業
- 人材紹介会社の営業
詳しくは、営業が辛い業界ランキング20【辛くない営業に転職する方法】にまとめてます。
佐藤誠一
なぜなら、ノルマがきつい割に売れにくいから。
テレアポ営業に向いてる人の特徴7選
結論、下記の7つです。
4つ以上に当てはまるなら、あなたはテレアポ営業に向いてます。
- メンタルが強い人
- 怒られてもヘッチャラな人
- 切り替えが速い人
- 罪悪感がない人
- いい声の人
- 相手の話を聞ける人
- 体力がある人
あなたはいくつ当てはまりましたか?
1つずつ詳しく解説します。
①メンタルが強い人
テレアポ営業は、メンタルをヤラれる仕事だから。
下記とかは普通です。
- ガチャ切り
- 冷たくあしらわれる
- 「けっこうです」の嵐
1日に何百件も「否定」される仕事なので、メンタルが強くないとムリです。
佐藤誠一
うつ病になる人もいますよ。
②怒られてもヘッチャラな人
テレアポ営業は、けっこう怒られるから。
勝手に電話して、相手の時間を急に奪って、聞きたくもない話をするわけだから怒られて当然です。
具体的には下記のように怒られます。
- 二度とかけてくんな!
- リストから消せ!
- 時間を返せ!
運悪くクレーマーに電話してしまい、1時間くらい説教されることもありますよ。
どんなに怒られても、
笑う営業マン
ってくらいの人じゃないと難しいですね。
佐藤誠一
普通にヘコみます。
③切り替えが速い人
断られても、次々と電話をかけないといけないから。
結論、落ち込んでるヒマはありません。
何を言われようが、どう思われようが、平然と次に電話できる人が向いてます。
佐藤誠一
④罪悪感がない人
なぜなら、テレアポ営業は人に迷惑をかける仕事だから。
先ほどもお伝えしたとおり、テレアポ営業ってかなり失礼です。
- 勝手に電話して、相手の時間を奪う
- 聞きたくもない話を聞かせる
ホリエモンさんも著書「多動力」の中で、下記のように書いてます。
電話をかけてくる人間と仕事はするな。
時代的に「テレアポ=ダメ」という風潮なので、罪悪感は強いですね。
営業マン
ってくらいの人じゃないと難しい仕事です。
⑤いい声の人
相手の顔が見えないので、声で惹きつけるしかないから。
「メラビアンの法則」によると、人の印象は下記のように決まるそうです。
- 見た目:55%
- 声質:38%
- 話す内容:7%
テレアポ営業は「見た目:55%」を使えないので、「声質:38%」に頼るしかありません。
なので、「いい声の人」はちょっと有利です。
⑥相手の話を聞ける人
相手から悩みを聞き出せたら、アポを取れる可能性が高くなるから。
営業ってシンプルでして、下記のステップで売れます。
- 相手の悩みを聞き出す
- 悩みを解決する方法を提案する
なので、相手の話を聞いて、悩みを聞き出す力が必要です。
具体的には、下記ができる人は向いてますね。
- きちんと相づちを打てる
- 5W1Hで質問できる
- 親身になって聞き手になれる
佐藤誠一
⑦体力がある人
テレアポ営業は、意外に体力を使うから。
けっこうな頭脳労働なので、テレアポ後はグッタリします(^_^;
佐藤誠一
テレアポ営業に向いてない人の特徴7選
向いてない人の特徴は下記の7つです。
4つ以上に当てはまるなら向いてないので、やめときましょう。
- 普段から電話をしない人
- 知らない人と話すと緊張する人
- 臨機応変な対応ができない人
- プライドが高い人
- 良心の呵責に耐えられない人
- 思いやりのある人
- 同じことの繰り返しに耐えられない人
こちらも1つずつ解説します。
※「4つ以上に当てはまったから、テレアポ営業に向いてなさそう…」という人は、「テレアポ営業に向いてないならあなたに向いてる仕事に転職」をクリック。
①普段から電話をしない人
電話慣れしてないとキツいからです。
メールやLINEしかしない人は向いてないかと。
佐藤誠一
②知らない人と話すと緊張する人
テレアポ営業は、ずっと知らない人と電話する仕事だから。
「知らない人×顔が見えない」なので、けっこう難易度が高いです。
例えば、下記のような人は向いてないですね。
- 知らない人だと会話が続かない
- 特定の友達とばかり遊んでいる
- 仲が良い人じゃないと心を開けない
佐藤誠一
③臨機応変な対応ができない人
テレアポ営業は、瞬時の判断が必要だから。
- 相手がどんな人かわからない
- 相手がどんな反応をするかわからない
- 相手が何に興味をもつかわからない
って感じなので、臨機応変な対応力が求められます。
佐藤誠一
④プライドが高い人
なぜなら、テレアポ営業は「底辺の仕事」に思えるから。
具体的には、下記とかでプライドが傷つきます。
- ウザがられる
- 人格否定される
- タコ部屋でひたすら電話しないといけない
- 勝手に電話するわけだから、下手(したて)に出ないといけない
まるで「テレアポの刑」を受けてるみたいに感じます(笑)
佐藤誠一
⑤良心の呵責に耐えられない人
くりかえしですが、テレアポ営業は「人に迷惑をかける仕事」だから。
幼稚園で習ったと思います。
営業マン
と思ってしまい、良心の呵責に耐えられない人はムリです。
あまりに断られると、悪いことをしてるような気持ちになってきます。
⑥思いやりのある人
相手のことを考えると、電話できなくなってしまうからです。
思いやりがある人は、下記のように考えてしまいがち。
- いま電話したら迷惑だろうな…
- 仕事中だったら悪いな…
- 食事中だったら申し訳ない…
結果、電話する数がへって、ノルマを達成できなくなります。
佐藤誠一
⑦同じことの繰り返しに耐えられない人
テレアポ営業は、ずっと同じトークスクリプト(台本)をくりかえす仕事だから。
部屋の中で、同じトークをひたすらくりかえします。
「仕事に変化を求める人」には向いてないので、やめときましょう。
テレアポ営業に向いてないならあなたに向いてる仕事に転職
そもそもテレアポ営業に向いてないなら、「あなたに向いてる仕事」に転職するのもアリです。
向いてる仕事は、最初は興味なくても、だんだん楽しくなってくるから。
具体的には、下記の好循環が生まれます。
- 興味ないけど、向いてるから仕事ができてしまう
- 上司にほめられる
- ほめられて嬉しいから、もっと頑張る
- 向いてる×頑張る=もっと成果が出る
- 仕事に自信がついて、いつのまにか「好きな仕事」になる
佐藤誠一
ちなみに、あなたに向いてる仕事の見つけ方は、自分に向いてる仕事がわからないあなたへ【適職がわかる7つの質問】が参考になるかと。
テレアポ営業のコツ【成功率アップの極意】
ちなみに、テレアポのコツとかってあるの?
しいてコツをあげるなら、下記の5つです。
- 事前に問い合わせしてから電話をかける
- つながりやすい時間帯に電話する
- 相手の悩みを調べてから電話する
- 声のトーンを落とす
- 知り合いを装う
この辺のノウハウは、【アポ取得率10%】テレアポのコツ5選【時代遅れだからやめましょう】にまとめたので、興味あればどうぞ。
【体験談】アポ取得率10%の裏ワザ
これも余談かもですが、僕がWebマーケティング営業時代にやってたテレアポの手順は下記のとおり。
- 企業のホームページの問い合わせフォームから連絡しておく
- 1週間後くらいに「返信がないですが、どうなってますか?」と電話
- 相手がパニックになるので、担当者につないでもらう
これでアポ取得率は10%くらいでした。
※10件電話すると1件アポが取れる。
詳しいノウハウは、【悪用厳禁】法人営業のテレアポのコツ【アポ取得率10%の裏ワザ】にまとめたので興味あればどうぞ。
【断言】テレアポ営業には転職しない方がいい【辛いです】
個人的な意見を含みますが、テレアポ営業には転職しない方がいいと思います。
お伝えしてきたとおりですが、理由は下記の3つ。
- 人に迷惑をかける仕事だから
- 時代遅れの営業手法だから
- 効率が悪すぎるから
どうせ仕事をするなら、人に迷惑をかける仕事じゃなくて、世の中の役に立つ仕事がいいと思います。
また、労働量に対して報酬が伴いにくいので、稼ぐならもっと効率よく稼いだ方がいいかなと。
佐藤誠一
【そもそも】あなたが営業に向いてるか診断してみよう
テレアポ営業に転職するかを考える前に、営業の適職診断をやっといた方がいいかと。
営業自体に向いてないなら、他の仕事に転職した方がいいから。
あなたが営業に向いてるかは、【適職診断】営業職に向いている人の特徴49選【25個以上なら天職】でわかります。
佐藤誠一
営業でおすすめの転職先4選
効率よく稼げる営業がいいなぁ。
営業でおすすめの業界は下記の4つです。
- IT・Web系
- 電気・ガス・鉄道・NTTなどインフラ系
- 石油業界
- 大手メーカー
理由は、売れやすいし、テレアポしなくていい会社が多いから。
IT・Web系は最新技術を使ったサービスが次々と生まれてるので、目新しさで売れます。
※僕もWebマーケティング営業は、楽に売れました。
インフラ系・石油業界・大手メーカーは、営業マンの立場が強いので売れやすいですね。
いずれも効率よく売れて稼ぎやすいので良いかなと。
4つの業界の詳細は、営業職でおすすめの業界4選【選定条件やおすすめしない業界】にまとめてます。
佐藤誠一
採用されるコツもまとめたので、参考にどうぞ。
営業以外でおすすめの転職先7選【手に職をつける】
結論、下記の7つがおすすめです。
※すべて未経験から転職できます。
仕事 | 平均年収 |
プログラマー
(慣れれば在宅可) |
450万円(振れ幅300万~2000万円) |
インフラエンジニア
(残業少なめ) |
500万円(振れ幅300万~1000万円) |
Webデザイナー
(女性向けのデザインの仕事) |
450万円 |
Webライター
(在宅可) |
10万~700万円 |
マーケティング
(副業でも稼げる) |
500万円 |
宅地建物取引士
(独占業務資格で安定) |
450万円 |
CADオペレーター
(手に職がつく事務職) |
470万円 |
おすすめの理由は、これからの時代に求められる「手に職」だから。
終身雇用も崩壊したし、安定して効率よく稼いでいくには、「需要のある手に職」をつけるしかありません。
7つの仕事の詳細や、転職する手順は、手に職がつくおすすめの仕事8選【おすすめしない手に職31選も解説】にまとめてます。
おすすめしない仕事も解説してるので、転職の失敗を防げるかと。
まとめ【テレアポ営業に向いてる人の特徴で適職診断してみよう】
ということで、あとは転職活動を始めるのみ。
行動しないと何も始まらないので。
「う~ん…」と考えてても答えは出ないので、できることを行動しながら考えるのがコツです。
ひとまず、あなたがテレアポ営業に向いてるか適職診断してみましょう。
下記の4つ以上に当てはまるなら、あなたはテレアポ営業に向いてます。
- メンタルが強い人
- 怒られてもヘッチャラな人
- 切り替えが速い人
- 罪悪感がない人
- いい声の人
- 相手の話を聞ける人
- 体力がある人
もしテレアポ営業に向いてなさそうなら、あなたに向いてる仕事に転職すればOKかなと。
あなたに向いてる仕事は、自分に向いてる仕事がわからないあなたへ【適職がわかる7つの質問】を読めばわかります。
また、営業に転職するなら、下記の4つの業界がおすすめ。
- IT・Web系
- 電気・ガス・鉄道・NTTなどインフラ系
- 石油業界
- 大手メーカー
4つの業界の詳細は、営業職でおすすめの業界4選【選定条件やおすすめしない業界】をどうぞ。
営業以外なら下記の「手に職がつく7つの仕事」が良いかと。
- プログラマー
- インフラエンジニア
- Webデザイナー
- Webライター
- マーケティング
- 宅地建物取引士
- CADオペレーター
7つの詳細や、未経験から転職する手順は、手に職がつくおすすめの仕事8選【おすすめしない手に職31選も解説】にまとめてます。
あとは行動あるのみ。
今日から一歩を踏み出してみてください。
あなたの今回の転職の参考になればうれしいです( ̄^ ̄)ゞ