宅地建物取引士の仕事内容を解説【試験の合格率は15〜17%しかない】

宅地建物取引士の仕事内容を解説【試験の合格率は15〜17%しかない】

宅地建物取引士の取得を考えてる女性

宅地建物取引士ってどんな仕事するの?

なんか資格をとって手に職をつけたいから、興味があるんだよね。

資格をとると、どんなメリットがあるのかな?

 

でも、資格試験は難しいよね…?

仮に合格できても、私にやっていける仕事なんだろうか…?

安定して食べていきたいなぁ…

こういった疑問や不安に応える記事です。

この記事でわかることは下記のとおり。

  • 宅地建物取引士の仕事内容がわかる
  • 宅地建物取引士の就職先がわかる
  • 宅地建物取引士の平均年収がわかる
  • 宅地建物取引士に必要なスキルがわかる
  • 宅地建物取引士に向いている人の特徴がわかる
  • 宅地建物取引士の仕事のきついところがわかる
  • 宅地建物取引士を取得するメリットがわかる
  • 宅地建物取引士の将来性がわかる
  • 宅地建物取引士の資格試験に合格するコツがわかる
  • 宅地建物取引士と併せて取得しておきたい資格がわかる

 

このブログを運営している佐藤誠一です。

宅地建物取引士の仕事内容を紹介していきます。

簡単にいうと「不動産の契約業務を行う国家資格」のことですね。

MEMO
不動産は大きな買い物なので、国家資格者である宅地建物取引士にしか契約業務が許されてません。

つまり、不動産の契約は「宅地建物取引士の独占業務」です。

 

このことから、手に職がつく資格として人気。

この記事では、宅地建物取引士に向いている人の特徴や、きついところも解説しますね。

資格試験に早く合格するコツも紹介するので、手に職をつけて安定して稼ぎたい人は最後まで読んでみてください。

 

「前置きはいいから、宅地建物取引士資格を取得する方法を知りたい!」という人は、「宅地建物取引士の資格試験に合格するコツ」をクリックすると該当箇所にとべますよ。

目次

宅地建物取引士の仕事内容【独占業務資格です】

宅地建物取引士の仕事内容【独占業務資格です】

くりかえしですが、宅地建物取引士は「不動産の契約手続きをする仕事」です。

不動産の契約は宅地建物取引士しかできません。

 

不動産は大きい買い物なので、無資格者が契約作業をしてトラブルになるのを防ぐためです。

つまり、不動産契約は「宅地建物取引士の独占業務資格」となっています。

具体的な仕事内容は3つ【宅地建物取引士にしかできない】

宅地建物取引士にしかできない仕事内容の詳細は、下記の3つです。

  1. 重要事項の説明
  2. 重要事項説明書に記名押印
  3. 契約書に記名押印

重要事項の説明では、下記のような説明を行います。

  • 登記名義人
  • 容積率や広さ
  • 設備の状況
  • トラブルが発生したときの解決方法など

 

お客様にとってデメリットになることも、契約前に伝える必要があります。

後でトラブルにならないよう、契約前に重要事項の説明を行うイメージ。

 

また、「重要事項説明書に記名押印」と「契約書に記名押印」は、宅地建物取引士がきちんと説明した証明になります。

宅地建物取引士のその他の仕事内容

他には、下記のような仕事も行います。

  • 来客対応
  • 不動産の紹介
  • 内見に同行する
  • 契約後の事務作業

宅地建物取引士といっても従業員の1人なので、こうした一般的な業務もあります。

【注意】宅地建物取引士は事務と営業に分けられる

営業もする宅地建物取引士もいて、当然ノルマがあります。

営業をしたくない人は、事務系の求人に応募しましょう。

 

ちなみに、不動産営業はけっこうキツいので、あまりおすすめしません。

この辺は、営業が辛い業界ランキング20【辛くない営業に転職する方法】を参考にどうぞ。

宅地建物取引士の主な就職先7選

宅地建物取引士の主な就職先7選

宅地建物取引士の取得を考える女性

ちなみに、宅地建物取引士になると、どんな会社で働けるの?

代表的な就職先は下記の7つです。

  1. 不動産会社
  2. 不動産管理会社
  3. 建設会社
  4. 鉄道会社
  5. ハウスメーカー
  6. 工務店
  7. 金融機関(銀行の融資、保険会社)

簡単にいうと、土地や建物を取り扱う会社に就職できるイメージです。

資格を取得する前から、どんな業界で働きたいか考えておきましょう。

宅地建物取引士の平均年収は450万円くらい

宅地建物取引士の平均年収は450万円くらい

宅地建物取引士の取得を考える女性

宅地建物取引士ってどれくらい稼げるの?

平均年収は450万円くらいです。

会社によりますが、月2~4万円の資格手当もつくので、一般事務とかよりは稼げます。

 

また、不動産営業も兼ねる宅地建物取引士は、売れればインセンティブで大きく稼ぐことも可能。

注意
ただし、売れないとあまり稼げません。

不動産営業の年収については、営業の業界別の年収ランキング29【給料高めの営業に転職するコツ】にもまとめてます。

宅地建物取引士に必要な3つのスキル

宅地建物取引士に必要な3つのスキル

宅地建物取引士の取得を考える女性

あと、宅地建物取引士ってどんなスキルが必要なの?

仮に資格を取得できても、スキル不足だと仕事についていけないよね…

結論、必要なスキルは下記の3つです。

  1. プレゼンスキル:お客様にわかりやすく説明する必要があるから
  2. コミュニケーションスキル:お客様の疑問点を聞き出す必要があるから
  3. 勉強を継続する力:法律の知識が必要だから

この辺は、転職してからスキルを身につけてもOKです。

まずは、資格取得に集中しましょう。

宅地建物取引士に向いている人の特徴5選

宅地建物取引士の取得を考える女性

ちなみに、私は宅地建物取引士に向いてるのかな?

もし向いてないなら、資格を取らない方がいいよね…?

宅地建物取引士に向いている人の特徴は、下記の5つです。

  1. ルールを守れる人:法律を守る仕事だから
  2. 土日に働ける人:不動産契約は土日が多いから
  3. 話がわかりやすい人:わかりやすく説明しないといけないから
  4. 勉強が好きな人:ずっと勉強が必要だから
  5. 体力がある人:繁忙期があるから

 

ちなみに、不動産会社やハウスメーカーは火水休みが多く、土日に休むのは難しいです。

また、3月は引っ越しが多いので繁忙期になりがち。

あなたが宅地建物取引士に向いてそうか、チェックしてみてください。

>>「宅地建物取引士の資格試験に合格するコツ」へジャンプ

【ちなみに】宅地建物取引士に向いてなくても大丈夫

上記の適職診断で、あなたが宅地建物取引士に向いてなさそうでも大丈夫。

他に向いてる仕事がある証拠だから。

あなたに向いてる仕事は、自分に向いてる仕事がわからないあなたへ【適職がわかる7つの質問】でわかるので、参考にしてみてください。

自分に向いてる仕事がわからないあなたへ【適職がわかる7つの質問】

宅地建物取引士の仕事のきついところ5選

宅地建物取引士の仕事のきついところ5選

宅地建物取引士の取得を考える女性

宅地建物取引士のきついところも知っておきたいな…

もしキツそうなら、やめておこうかな…

結論、宅地建物取引士のきついところは下記の5つです。

  1. 資格試験が難しい
  2. 責任が重い
  3. 意外と雑務が多い
  4. 会社によっては営業もある
  5. お客様に損させてしまうこともある

1つずつ解説しますね。

①資格試験が難しい

宅地建物取引士の試験は、けっこう難しいです。

後述しますが、合格率は15~17%しかありません。

何年も合格できず、年齢だけ上がっていく人もいます。

合格できないと、人生の貴重な時間がムダになってしまうかもしれません。

 

スクールで勉強するなど、少しでも合格率が上がる勉強法を実践しましょう。

おすすめのスクールは後述してます。

>>「宅地建物取引士試験におすすめのスクール」へジャンプ

②責任が重い

扱うものが「不動産」だから。

数千万~数億円のお金が動くこともあり、契約は緊張感があります。

もし、重要事項の説明を忘れたまま契約してしまうと、後でトラブルになることも…

 

お客様の財産に関わる契約なので、責任をもって仕事に取り組みましょう。

※ただ、どんな仕事でも責任はつきものですけどね。

③意外と雑務が多い

実は「事務っぽい仕事」なので、宅地建物取引士と関係ない業務も多いです。

例えば下記など。

  • 電話対応
  • お茶出し
  • お掃除

「資格をとったら優遇される」というわけじゃないので、一応しっておきましょう。

④会社によっては営業もある

前述のとおり、営業する宅地建物取引士の求人もあります。

特に、下記の会社は営業の募集もあるので要注意。

  • 不動産会社
  • ハウスメーカー
  • 金融機関

営業をしたくない人は、求人情報を注意深くチェックしましょう。

⑤お客様に損させてしまうこともある

特に投資用不動産は、想定より利益がでないことがあります。

不動産投資やマイホーム購入をキッカケに、破産してしまう人がいるのも事実。

あなたは悪くなくても、お客様の人生を狂わせてしまうことも…

注意
不動産契約は「慎重に取り扱う必要がある」ということですね。

宅地建物取引士を取得するメリット5選

宅地建物取引士を取得するメリット5選

宅地建物取引士の取得を考える女性

きついところはわかった。

じゃあ、宅地建物取引士を取得するメリットも知りたいな。

結論、メリットは下記の5つです。

  1. 雇用が安定している
  2. 手に職がつく
  3. 転職が有利になる
  4. 独立できる
  5. お客様の人生を好転させることがある

こちらも1つずつ解説しますね。

①雇用が安定している

宅建業法により、「事務所の従業員のうち5人に1人以上が宅地建物取引士でなければいけない」と定められているから。

 

規定の人数を下回ると、不動産業を営むことができません。

なので、宅地建物取引士は雇用が保証されている資格です。

長く安定して稼ぎたい人は、宅地建物取引士がおすすめ。

②手に職がつく【女性に優しい】

冒頭でもお伝えしたとおり、不動産の契約業務は宅地建物取引士の独占業務だから。

不動産を取り扱う会社にとって、宅地建物取引士は必要不可欠です。

なので、産休や育休後も復職しやすいですよ。

 

近年は「リモート契約」もできるようになったので、在宅で働ける時代になってきています。

手に職をつけたい女性には、とてもおすすめの国家資格。

③転職が有利になる

どの会社も宅地建物取引士を採用したいので。

前述のとおり、宅地建物取引士がいないと不動産業ができないので、転職はとても有利です。

 

年齢が上がっても募集があるので、今のうちに宅地建物取引士を取得しちゃうのはメリットが大きいかと。

④独立できる

不動産会社を立ち上げることも可能です。

正確には宅地建物取引士の他に「宅地建物取引業免許」が必要ですが、これは申請だけなので問題なく取得できます。

起業してみたい人にも、宅地建物取引士はおすすめ。

⑤お客様の人生を好転させることがある

不動産は大きな買い物なので、お客様の人生を好転させるお手伝いができることも。

  • 夢のマイホーム購入
  • 自分のお店が手に入る
  • 投資用不動産で利益が出る

お客様に「ありがとう」と言ってもらえることもありますよ。

やっぱり、人に感謝される仕事をしたいですよね。

>>「宅地建物取引士の資格試験に合格するコツ」へジャンプ

宅地建物取引士の将来性【他の資格も取得していこう】

宅地建物取引士の将来性【他の資格も取得していこう】

宅地建物取引士の取得を考える女性

あと、宅地建物取引士の将来性は大丈夫なの?

結論、将来性は問題ないと思います。

なぜなら、不動産がある限り、宅地建物取引士が必要だから。

不動産がなくなることは考えにくいので、将来性は大丈夫かと。

【ただし】宅地建物取引士が増えてるので他の資格も取得しよう

ちょっと注意点なのは、宅地建物取引士が増えていること。

一度合格してしまえばずっと使える資格なので、あまり人数が減りません。

MEMO
人口減少などを考えると、今後は「宅地建物取引士の差別化」が生き残りには重要かと。

 

例えば、他の資格も取得するなど、付加価値をつけていくのがおすすめです。

近年、注目されている不動産は下記など。

  • 空き家
  • 空き地
  • シェアハウス
  • 民泊
  • リバースモーゲージ

 

これらに関する資格も増えてくるでしょうから、少しずつ取得していくと良いでしょう。

※宅地建物取引士を取得後、さらに取得した方がいい資格は後述してます。

ただし、まずは宅地建物取引士の取得を目指せばOKです。

宅地建物取引士がないと始まらないので。

宅地建物取引士の資格試験に合格するコツ

宅地建物取引士の資格試験に合格するコツ

宅地建物取引士の試験が不安な女性

やっぱり最難関は資格試験だよね…

難しい試験だと自信ないなぁ…

ここからは、宅地建物取引士の試験に合格するコツを解説していきます。

資格を取得しないと転職できないので、まずは資格取得に全集中です。

宅地建物取引士試験の合格率は15~17%【難易度高め】

宅地建物取引士の試験情報は下記のとおり。

  • 合格率:15~17%くらい
  • 勉強時間:300時間くらい
  • 勉強期間:半年~

 

結論、難易度は高めです。

早い人だと半年くらいで合格しますが、何年も受からない人もいます。

すべては「勉強方法」にかかってます。

独学でも合格できるけど時間がかかる【通信講座が無難】

宅地建物取引士を取得したい女性

宅地建物取引士って、どうやって勉強すればいいの?

勉強方法は下記の2つです。

  1. 独学
  2. 通信講座などスクール

一応、独学でも勉強できます。

ただし、独学はあまりおすすめしません。

理由は下記の3つ。

  1. 出題傾向がわかりにくい
  2. 試験に合格した人に教われない
  3. モチベーションが上がりにくい

注意
独学にこだわって、何年も合格できない人もいます。

人生の時間がモッタイナイかなと…

よほど勉強が得意な人なら独学でもいいですが、自信がないなら通信講座などスクールにしておきましょう。

宅地建物取引士試験におすすめの通信講座・スクール

宅地建物取引士を取得したい女性

なんかおすすめの通信講座とかスクールってある?

ただ、あんまり高いのは困るなぁ…

という人は、スタディングの宅建士講座がおすすめ。

講座料金が一括でも2万円くらいだし、月々1700円台で勉強できます。

 

しかもスマホで学べるので、場所や時間の制約なし。

プロの講師の授業を格安で学べるので、効率的かと。

プロに教わった方が速く合格できますよ。

無料講座があるので、まずは無料講座の様子を見ながら考えればOKです。



宅地建物取引士の試験内容

ちなみに、宅地建物取引士試験の詳細は下記のとおりです。

  • 受験資格:特になし、誰でも受験できる
  • 試験形式:マークシート(4肢択一式)
  • 試験問題数:50問(民法14問/宅建業法20問/法令上の制限8問/その他関連知識8問)
  • 試験時間:2時間
  • 合格基準:31~38問以上の正答/50問
  • 受験費用:7000円
  • 試験の申込:7月まで
  • 試験時期:10月・12月
  • 合格発表:12月・2月

詳しくは、不動産適正取引推進機構のホームページをチェックしてみてください。

【ちなみに】合格後に登録が必要

宅地建物取引士に合格したら、登録が必要です。

この登録をもって、はれて宅地建物取引士になることができます。

 

ただし、登録には下記の条件が必要。

  • 実務経験2年以上
  • 実務経験が2年未満の人は登録実務講習(2日間)を受けること

初めて不動産系の仕事をする人は、登録実務講習を受けましょう。

また、宅地建物取引士は5年ごとに更新が必要です。

【おまけ】宅地建物取引士と併せて取得しておきたい資格

【おまけ】宅地建物取引士と併せて取得しておきたい資格

資格をとってキャリアアップしたい女性

ちなみに、宅地建物取引士の他に取得した方がいい資格って何?

代表的な資格は下記のとおり。

  • 不動産鑑定士:不動産価値を鑑定する資格
  • マンション管理士:分譲マンションの管理のアドバイザー
  • 管理業務主任者:マンション管理会社で管理業務を行う資格
  • ファイナンシャルプランナー:住宅ローンや相続なども対応できる
  • 賃貸不動産経営管理士:賃貸アパート・マンションなどのアドバイザー
  • 簿記検定:企業が保有する不動産のアドバイスができる

ただし、くりかえしですが、まずは宅地建物取引士の取得を目指しましょう。

これらの資格は、いずれ取得すればOK。

まとめ【宅地建物取引士の仕事内容を把握したら、さっそく勉強を始めよう】

まとめ【宅地建物取引士の仕事内容を把握したら、さっそく勉強を始めよう】

最後にもう一度、宅地建物取引士に向いている人の特徴をまとめておきますね。

  1. ルールを守れる人
  2. 土日に働ける人
  3. 話がわかりやすい人
  4. 勉強が好きな人
  5. 体力がある人

 

あなたが宅地建物取引士に向いてそうなら、さっそく勉強を始めてみましょう。

勉強のスタートが遅れるほど、合格率が下がっていきますよ。

試験に落ちると、また1年やりなおしです。

かなり辛いので、一発合格した方がいいかと…

合格するには勉強量が必要であり、もっとも勉強期間を長くとるには、今日から行動するしかありません。

 

勉強の腰が重い女性

う~ん、明日からでいいかな…

というスタンスだと、合格率は下がるし、何年も合格できない危険性があります。

行動すべきは今からでして、今からできることを始めてみてください。

 

とりあえず、通信講座やスクールの無料講座から受けてみればOK。

無料講座はスタディングにあるので、講座を受けながら考えてもいいくらいです。



まずは行動あるのみ。

今から一歩を踏み出してみてください。

あなたの人生設計の選考になればうれしいです( ̄^ ̄)ゞ