営業マン
お客さんにとっていらないものではあるけど、もっと売れるようになりたい。
でも本音は、売ることに罪悪感がある。
仕事だから売らなきゃいけないのはわかってるけど、いらないものを売るって悪いことだよね…?
できたら、世の中の役に立つ商品を売って成功したいな
こういった疑問や葛藤に答える記事です。
本記事の内容は下記のとおり。
- いらないものを売る営業スキル3選
- 【警告】いらないものを売るのは悪いことです
僕、佐藤誠一は営業を10年やってきました。
保険営業7年、法人向けWebコンサル営業3年の経験があります。
正直、保険営業時代は「いらないものを売っている」という感覚がありました。
だって、保険なんてどこでも売ってるし、保険にたくさんお金をかけるべきじゃないと思ってたからです。
保険は損するようにできてるので、だったら貯金でもした方がマシだと思ってました。
だけど、仕事だから売らなきゃいけない。
つまり、いらないものを売る営業スキルを使ってたんです。
この記事は、いらないものを7年も売ってた僕が書いたので、かなり信ぴょう性があると思います。
そして、保険営業の後に法人向けWebコンサル営業に転職したわけですが、これは「いるもの」でした。
多くの企業にニーズがあり、企業を助けるサービスでした。
いらないものを売る営業と、いるものを売る営業を両方体験した僕の結論は、「いらないものを売るのは社会悪」です。
いらないものを売るのは、世間様に無駄なお金をつかわせているから。
なので、いらないものを売ってる人は転職してください。
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
いらないものを売る営業スキル3選
いらないものを売る営業スキルは、下記の3つです。
- 相手にメリットを与えた報酬を契約でもらう
- ニードを喚起する
- 自分を商品にする
1つずつ解説しますね。
①相手にメリットを与えた報酬を契約でもらう
まず相手にメリットを与えて、その報酬で契約をもらえばいらないものでも売れます。
相手に貸しを作れるからです。
例えば、保険営業ならこんな感じ。
- 工務店に家を建てるお客さんを紹介して、紹介手数料の代わりに保険に入ってもらう
- 人材を欲しがってる企業に人を紹介して、紹介手数料の代わりに保険に入ってもらう
- 彼氏が欲しい看護師に合コンをセッティングして、彼氏ができたお礼に保険に入ってもらう
この方法のメリットは、商品力が関係ないことです。
貸しを作って、そのお礼を契約でもらうだけなので、なんでも売れます。
ただし、あまりに高額なものを売るには不向きです。
例えば、家とか。
さすがに「お礼に家を買ってくれる人」はなかなかいません。
保険や車など高額すぎない商品なら、この手法で売れます。
この営業手法の詳細は、営業のコツ14選【営業10年経験者が本当に売れたスキルだけを厳選】にまとめてます。
②ニードを喚起する
ニード喚起をすれば、いらないものでも売れます。
いらないものでも、必要だと思わせればいいからです。
僕は保険時代、ほぼこの営業手法で売ってました。
例えば、下記のような感じです。
- 老後資金を計算してあげて、不足分を保険で貯める提案
- 日本円でしか資産を保有してないリスクを説明して、外貨建て保険の提案
もともと相手の中になかったニーズを作ってしまえば、必要性を感じてくれます。
ニードを喚起する営業手法にについては、営業の5ステップの3つの型【現場で5ステップを使うときの注意点】にまとめてます
③自分を商品にする
自分を商品にしましょう。
商品自体がクズなら、もう自分を売り込むしかないからです。
よく「営業は付加価値をつけろ」と言われますが、付加価値とはあなた自身のことです。
例えば、下記のように付加価値をつけられます。
- 相手の話を聞いてあげる
- グチを聞いてあげる
- 相手のイベントに参加してあげる
- 人を紹介してあげる
- 誕生日にメールを送る
こういう付加価値をつけることであなたは信用されて、あなたが提案する商品を買ってくれます。
僕も保険営業時代は、先に自分を売って、信用されてから保険の提案をしてました。
【注意】いらないものを売る営業は、ヒアリングしない方がいい
いらないものを売るときは、ヒアリングはしないようにしましょう。
ヒアリングするほど、相手に商品のニーズがないことがわかるからです。
例えば、あなたが保険の営業マンで、中小企業の社長のヒアリングすると、保険と関係ない下記のようなニーズが見えてきてしまいます。
- 売上アップに悩んでいる
- 資金調達に悩んでいる
- 新規事業に悩んでいる
関係ないニーズの話を聞くほど、商品を提案する理由がなくなるので都合が悪い。
なので、いらないものを売る営業はヒアリングしないようにしましょう。
上記の「ニード喚起」から入るのがコツです。
【警告】いらないものを売るのは悪いことです
そもそもですが、いらないものを売るのは悪いことです。
相手に無駄なお金をつかわせているからです。
はっきり言って、社会悪ですね。
会社の役割は社会に貢献することです。
いらないものを売っている=社会に迷惑をかけているという意味なので、社会悪です。
怒る上司
という人もいます。
でもそれは、論点が違います。
営業スキルの話ではなく、社会の役に立ってるかどうかいう話です。
例えば、包丁を上手に使うスキルがあれば、美味しい料理で人を喜ばせることができます。
でも、包丁の使い方を間違えれば、人を殺すこともできるわけです。
せっかく営業スキルがあるなら、世の中の役にたつ商品を売った方が良いという意味です。
いらないものでも売れてしまうスキルを悪用すれば、詐欺も可能ですよね。
あなたが積み上げてきた素晴らしい営業スキルは、世の中の役に立つことに使いましょう。
世の中の役に立つ商品の3つ特徴
世の中の役に立つ商品の特徴は、下記の3つです。
- ニーズがある
- ライバルが少ない
- 適正な価格で提供できる
この3つがそろうと、めちゃくちゃ売れます。
僕の法人向けWebコンサル営業の事例
上記3つの条件がそろった僕の事例を紹介します。
冒頭でもお伝えしたとおり、僕は保険営業から法人向けWebコンサル営業に転職しました。
扱っていたのは、法人向けの「オウンドメディア」です。
オウンドメディアとは、企業版のブログみたいなものです。
記事を書いていき、Google検索で上位表示させて集客する手法です。
オウンドメディアを導入するメリットは下記のとおり。
- 自社で所有するサイトから集客できる
- 今までかけてきた広告費を削減できる
- 最終的には広告費ゼロで集客できるようになる
つまり、ほぼすべての企業にニーズがあるサービスですね。
僕が法人向けWebコンサル営業をしていた2014~2017年は、ライバルも少なかったです。
そして、うちは零細企業だったので、リーズナブルな価格でサービスを提供できました。
結果「世の中の役に立つ商品の3つの特徴」である、下記がそろったんです。
- ニーズがある
- ライバルが少ない
- 適正な価格で提供できる
めちゃくちゃカンタンに売れました。
企業のホームページの問い合わせフォームから連絡すれば、10社中2社はアポをとれました。
もちろん、まったく知らない新規の法人です。
ホームページの問い合わせフォームから連絡する方法で、239社の新規法人を開拓できました。
そして、18社から契約をもらいました。
本当はもっと契約をもらえたのですが、うちのキャパオーバーになってしまって新規契約をもらうのをやめました。
結論、「世の中の役に立つ商品の3つの特徴」がそろえば、カンタンにめちゃくちゃ売れます。
僕の営業の成功体験は、メールだけで新規法人をガンガン開拓する方法【239社を開拓した実例】にまとめてます。
あなたの商品、親に売れますか?
あなたが売ってる商品をテストします。
あなたは、自分が売ってる商品を親に売れますか?
ノルマ達成のために仕方なく、ではないですよ。
本当に親のためになると思って売れますか?
法人向け商品なら、あなたの知り合いの大切な社長に対して、本当に良いと思って売れますか?
もし答えが「NO」なら、即転職です。
いらないものを売る営業なら転職してください
あなたがいらないものを売ってるなら、転職しましょう。
そして次は、商品で会社を選びましょう。
商品軸で会社を調べて、あなたが良いと思った会社にエントリーしてください。
商品をうまく調べられないなら、転職エージェントに相談すればOK。
応募企業の商品についても教えてくれます。
営業の転職に強い転職エージェントは、【経験者向け】営業でおすすめの転職エージェント3選【起業を目指せ】にまとめてます。
無料なので、担当者との相性をみつつ、紹介される商材と求人を見てから利用するか決めてOKです。
まとめ【いらないものを売る営業はやめた方がいい】
この記事をまとめます。
- いらないものを売るには、相手にメリットを与えた報酬を契約でもらう
- ニードを喚起する
- 自分を商品にする
- そもそもいらないものを売るのは悪いことなので、転職した方がいい
- 転職エージェントに良い商材を扱う会社を紹介してもらうのもアリ
記事を参考に、今後のことを考えてみてください。
あなたの人生の転機になるかもしれませんよ。
良いと思えない商品をお客様に提案するほど、あなたの罪悪感は増幅してしまいます。
もし本当に今売ってる商品を良いと思ってないなら、転職しましょう。
そして、世の中の役に立てる仕事をしましょう。
その方が仕事のやりがいが増えて、生きてて楽しいですよ。
営業に強い転職エージェントに相談して、あなたが本当に良いと思える商材と会社を紹介してもらうのもアリだと思います。
参考:【経験者向け】営業でおすすめの転職エージェント3選【起業を目指せ】
あなたの営業の参考になればうれしいです( ̄^ ̄)ゞ