生命保険営業の給料を元保険屋が暴露【あなたが向いてるかも診断】

スーツの女性

考える女性

生命保険営業の給料ってどれくらいなのかな?

あと、ノルマがどれくらいなのかも知りたい。

 

保険会社の人に誘われてるけど、どうなんだろう?

自分にやっていけるかも知りたいな。

こういった疑問に答える記事です。

本記事の内容は下記の通り。

  • 生命保険営業の給料を元保険屋が暴露【給料の仕組み】
  • 日本の生命保険会社の給料
  • 外資系の生命保険会社の給料
  • あなたは保険営業でやっていけるのか診断

 

僕、佐藤誠一は元保険屋です。

  • 2007~2011年:メットライフ生命(当時はアリコジャパン)
  • 2011~2014年:ファイナンシャルアライアンス(保険代理店)

という経歴です。

 

7年間保険営業をしてきたので、保険業界の給料を知っています。

元保険屋の僕が書いた記事なので、信ぴょう性があると思います。

 

保険会社の人から誘われているあなたの参考になれば幸いです(^^)

それでは、さっそくみていきましょう。

生命保険営業の給料を元保険屋が暴露【給料の仕組み】

給料袋

生命保険営業の給料の仕組みを解説します。

保険会社の人は給料の仕組みを入社前に教えてくれないので、事前に確認しましょう。

 

くれぐれも言っておきますが、保険営業は売れればめちゃくちゃ稼げます。

年収1000万円以上稼いでいる人もたくさんいます。

 

上場企業のサラリーマン以上に稼げる仕事なので、夢があります。

 

ただし、弱肉強食の世界なので、売れずに食えていない人もたくさんいます。

基本給+成果給+ボーナス

給料の基本的な構成は下記のとおり。

  1. 基本給
  2. 成果給
  3. ボーナス

厳密にいうと保険会社によって給料形態は違うのですが、だいたいは上記の通りです。

 

保険営業の特徴は、基本給が少ないこと。

基本給だけでは生活できないくらいに設定されているので、売上をあげないといけません。

※営業なので当たり前ですが。

 

ただし、売上が低いと基本給も下がります。

売れないと基本給が6万円くらいまで下がる会社もあるので、確実に生活できませんね。

 

ボーナスは成果給と連動しているため、売れないとボーナスはほぼありません。

※一般的な会社のように、会社の利益を還元するボーナスではありません。

成果給には初年度手数料と継続手数料がある

成果給には初年度手数料と継続手数料があります。

※手数料とは報酬のことです。

 

初年度手数料とは、文字通り1年目の報酬です。

もらった契約の年間保険料の30%くらいをもらえます。

※保険会社や商品によります。

初年度手数料と継続手数料の計算事例

例えば、年間保険料が20万円の保険であれば、初年度手数料は20万円×30%=6万円です。

年払いであれば、6万円を一括でもらえます。

月払いであれば、6万円を12分割でもらえます。(月5000円×12ヶ月)

 

継続手数料とは、2年目以降の報酬です。

年間保険料の数%くらいなので、かなり下がります。

※保険会社や商品によりますが、3~8%くらいです。

 

5%だとすると、年間保険料20万円×5%=1万円です。

月払いだと1万円÷12ヶ月=833円/月の報酬です。

継続手数料は終わりがくる

継続手数料はずっともらえるわけではなく、

4~10年で終わります。

※4~10年は、保険会社によります。

 

まとめると、

  • 大きな報酬をもらうなら、新契約をあげて初年度手数料で稼ぐしかない
  • 継続手数料も終わるので、新契約をあげないと給料が下がる

つまり、毎月新契約をあげ続けるしかありません。

そもそもサラリーマンではなく個人事業主

保険営業はサラリーマンではなく、

個人事業主です。

個人事業主であることを言わない保険会社の人も多いので、事前に知っておきましょう。

 

個人事業主なので、確定申告も事業所得で行います。

 

念のためいっておきますが、個人事業主になるということは起業するのと同じです。

起業には食えなくなるリスクがありますが、保険営業も同じです。

3年以内の解約は返金義務がある

契約から3年以内に解約されてしまうと、一度もらった成果給も保険会社に返金しなければいけません。

サラリーマンではありえないことですが、保険営業は個人事業主なのでこういうペナルティがあります。

 

返金額が大きいと、給料がマイナスになることもあります。

※僕も月給-2万円という月がありました。

 

大人が1ヶ月働いて無給なあげく、保険会社にお金を払わなければいけないのはきつかったですね(^^;

 

また、解約で継続率が下がると、報酬の%も下がるのできつくなります。

 

だから、件数が足りないからといって、家族や友人に「1ヶ月だけ保険に入って!」とお願い営業するのはNGです。

経費は全額自腹

営業にかかる経費は、全額自腹です。

保険営業は個人事業主だからです。

 

例えば、

  • 交通費
  • ガソリン代
  • 高速料金
  • 飲食代
  • プレゼント代
  • 名刺代
  • 自動車保険料
  • 車検代
  • 車の整備費
  • 携帯電話料金

など、営業にかかる経費は全部自腹です。

 

だから、高い給料をもらっても経費が多ければ、手取りは減ります。

僕の友人の保険営業マンで年収3000万円稼いでいる人がいますが、営業経費で数百万円かかっています。

 

もちろん、社用車や会社の携帯はないので、自家用車や自分の携帯で営業します。

  • 自家用車の走行距離を増やしたくない
  • 自分の携帯番号を人に教えたくない

という人は、慎重に検討しましょう。

ノルマない、食えなくなるだけ

保険会社は「ノルマはない」という表現をします。

これは本当です、ノルマはありません。

 

保険が売れなければ給料がどんどん下がるので、食えなくなるだけです。

 

ただ、上司によっては目標を設定して、数字が足りないとつめられます。

部下の売上が悪いと、上司の査定に響くからです。

 

表現が難しいんですが、

「ノルマはないけど、売らないとダメ」ってのが正解です。

 

詳しくは、【元保険屋が語る】保険営業にノルマはない【生活できなくなるだけ】にまとめています。

【元保険屋が語る】保険営業にノルマはない【生活できなくなるだけ】

諸手当はない

保険営業に諸手当はありません。

サラリーマンではないので。

 

例えば、

  • 残業代
  • 休日出勤手当
  • 資格手当

などは一切ありません。

 

※ただし、自宅からオフィスまでの交通費は支給されます。

日本の生命保険会社の給料

東京駅前

日本の生命保険会社(国内生保)の給料を紹介します。

国内生保を代表する、

  1. 日本生命
  2. 第一生命
  3. 住友生命

の給料を簡単に解説します。

 

国内生保は、預かった契約の死亡保険金額によって売上を計算しています。

僕は国内生保の経験はないのですが、国内生保の友達から聞いた内容も反映しています。

日本生命の保険営業の給料

日本生命の給料のイメージは下記の感じ。

※死亡保険金額1000万~1500万円の契約を獲得した場合。

月の新規契約件数 月給
1件 10万円台
2件 20万円台
3件 30万円台
4件 50万円台
5件 60万円台

最初の2年間は固定給があり、3年以降は成績に応じた基本給になります。

  • 1年目の固定給:145,000円~210,000円
  • 2年目の固定給:128,000円~184,000円

ただし、売上が低いと上記の固定給よりさらに下がります。

第一生命の給料

第一生命の給料のイメージは下記の感じ。

※死亡保険金額1000万~1500万円の契約を獲得した場合。

月の新規契約件数 月給
1件 10万円台
2件 20万円台
3件 30万円台

最初の2年間は固定給があり、3年以降は成績に応じた基本給になります。

 

「最初の2年間は固定給がある」といっても、固定給を満額もらえるのは月の新契約2~3件を継続した場合です。

契約が0~1件の場合は、固定給が減ります。

 

最初の2年間の固定給は14万~19万円くらいですが、売上が低いとさらに下がります。

住友生命の給料

第一生命の給料のイメージは下記の感じ。

※死亡保険金額3000万円の契約を獲得した場合。

月の新規契約件数 月給
3件 19~24万円台
4件 35万円くらい

最初の34ヶ月は約14万円の固定給がありますが、3ヶ月~6ヶ月ごとに査定があります。

査定落ちすると固定給が下がります。

 

あまりに売れないと、固定給が14万円を下回ります。

また、35ヶ月以降は完全歩合制になります。

国内生保の注意点

国内生保には採用のノルマもあるので、けっこう積極的に「うちで働かない?」と聞かれます。

 

国内生保の誘い文句として代表的なのが、

生保レディ

時間の自由が効く仕事だから!

ですが、それは売れればの話です。

 

売れなければ休んでいる場合ではありません。

平日夜や土日祝もアポをいれて、営業しなければいけません。

※営業職だから当たり前です。

外資系の生命保険会社の給料

アメリカ国旗

外資系の生命保険会社の給料を紹介します。

外資系の代表格の、

  1. プルデンシャル生命
  2. メットライフ生命

の給料を簡単に解説します。

 

外資系生保は、保険料で報酬を計算します。

プルデンシャル生命の給料

プルデンシャル生命の給料のイメージは下記の感じ。

  • 初年度手数料は年間保険料の約30%
  • 2年目以降の継続手数料は約8%
  • 継続手数料は4年で終了
  • 最初の2年間は固定給がある。
  • 初月は固定給は30万円で、2年かけて固定給が減っていく
  • 2年間の固定給の総支給額は約300万円
  • 3年目からは固定給はなくなって、完全歩合制
  • 最初の2年間はどんなに契約をあげても、月給に上限がある(120万円)
  • オーバーした報酬はプールされており、3年目にまとめてもらえる
  • 7段階のボーナスレートがあり、成績によって年4回ボーナスが支給される

 

報酬シミュレーションは、下記のとおり。

獲得した契約 年収
月2万円×5件を毎月継続 年収600万円くらい
月5万円×5件を毎月継続 年収1500万円くらい

ちなみに、一般的な保険会社は3年以内の解約で保険会社に報酬を返金しますが、プルデンシャル生命は返金はありません。

返金がない代わりに、ボーナスが下がります。

 

くわしくは、プルデンシャル生命保険の営業採用の年収!スカウトで転職する評判を読んでみてください。

プルデンシャル生命保険の営業採用の年収!スカウトで転職する評判

メットライフ生命の給料

メットライフ生命の給料のイメージを紹介します。

※僕の古巣です。

 

基本給は10万円です。

 

プルデンシャル生命同様、最初の2年間は固定給があります。

固定給はだんだん減っていき、2年終わるとゼロになります。

売上が低いと固定給も下がる【ランクあり】

ただし、売上が低すぎると固定給を満額もらえません。

 

メットライフ生命には成績に応じたランクがあり、ランクによって固定給がもらえます。

ランクは下記のとおり。

  1. ライフコンサルタント
  2. チーフコンサルタント
  3. シニアチーフコンサルタント
  4. エキスパートコンサルタント
  5. シニアエキスパートコンサルタント
  6. エグゼクティブコンサルタント
  7. シニアエグゼクティブコンサルタント
  8. ダイヤモンドコンサルタント

 

ランクの報酬は、

  • チーフコンサルタント:月3万円
  • シニアエキスパートコンサルタント:月25万円

という感じです。

 

ただし、維持基準を満たさないと降格して、

固定給も下がります。

また、初年度手数料は年間保険料の30~40%ですが、ランクが下がると手数料率も下がります。

メットライフ生命の報酬シミュレーション

報酬シミュレーションは下記の感じです。

契約をもらった保険料 月給・年収
月払い保険料8万円 月給35万円くらい
月払い保険料10万円 月給40万円くらい
年間保険料1500万円 年収600万円くらい
年間保険料3000万円 年収1500万円くらい
年間保険料1億円 年収4000万円くらい

くわしくは、メットライフ生命保険の営業マンの転職の年収や中途採用の評判を読んでみてください。

メットライフ生命保険の営業マンの転職の年収や中途採用の評判

あなたは保険営業でやっていけるのか診断

チェックリスト

保険営業の給料の感じがわかったら、次に知りたいのは「自分にやっていけるのか?」ですよね。

そのためには、あなたが営業に向いてるかを調べてみましょう。

 

【元保険屋が語る】保険営業に向いてる人の特徴13選【勧誘のウラ側】を読むと、あなたが保険営業に向いてるかわかります。

【元保険屋が語る】保険営業に向いてる人の特徴13選【勧誘のウラ側】

まとめ【給料の仕組みを知った上で生命保険営業に転職しよう】

お金

この記事をまとめます。

  • 生命保険営業はサラリーマンではなく個人事業主
  • 毎月新規契約を売り続けるしかない
  • 代表的な保険会社の給料の感じを参考にしてね
  • あなたが保険営業に向いてるか確認しよう

「保険営業の給料がどれくらいなのかな?」

「どういう給料体系になのかな?」

「保険営業のデメリットを知りたい」

「自分にやっていけるかな?」

という人の参考になればうれしいです。

 

自分が入社する会社の給料体系を、入社前に知っておくのは当然のことです。

 

保険会社の人が給料体系を教えてくれない場合は、この記事を参考にしてください。

  • サラリーマンではなく、個人事業主であること
  • 3年以内の解約は返金義務がある
  • 経費は全額自腹

という事実を言わない保険会社の人がいるので、必ず知っておいてください。

保険営業は売れれば天国

注意事項を知った上であれば、フェアにチャレンジできる素晴らしい仕事です。

売れれば給料は青天井です。

 

高卒で保険営業を始めて、年収3000万円以上稼ぐ人もいます。

  • 自分の可能性を試す
  • 成功を目指す
  • 稼ぐ

というには良い仕事です。

保険営業は売れないと地獄

ですが、売れなかったら地獄です。

保険営業を始めるときは、覚悟して転職してください。

 

中途半端な気持ちでやると、必ず失敗します。

 

やっぱり、保険営業は自信ないなぁ…

という人は、悪いことは言わないのでやめておきましょう。

マジで厳しい仕事ですよ。

 

保険営業より良い仕事はいくらでもあるので、他の仕事にしておきましょう。

 

でも、どんな仕事に転職したらいいかわからない…

という人は、あなたに向いてる仕事を紹介してくれる転職エージェントに相談してください。

キャリアカウンセリングをして、適職を紹介してくれます。

 

あなたに向いてる仕事なら余裕も生まれるので、仕事が楽しくなりますよ(^^)

 

あなたに向いてる仕事を紹介してくれる転職エージェントについては、

20代の未経験者におすすめの転職エージェント3選【失敗しないコツ】にまとめているので、どうぞ。

20代の未経験者におすすめの転職エージェント3選【失敗しないコツ】

あなたの転職活動の参考になればうれしいです(^^)