なんか引き抜きの話がきてうれしいけど、ホントにのっていいのか心配…
騙されてないよね…?
新天地でがんばるのも悪くないと思うけど、リスクがあるならやめておこうかな…
そもそも、引き抜きで転職するのって良いことなのかな?
こういった不安や疑問に応える記事です。
本記事でわかることは下記のとおり。
- 引き抜き転職のリスクがわかる
- 引き抜き転職のメリットがわかる
- 結論、引き抜き転職はおすすめしない
僕、佐藤誠一は引き抜きで転職したことがあります。
ですが、結論、騙されてしまいました(汗)
2007~2011年までメットライフ生命(当時はアリコジャパン)にいたのですが、知り合いの社長から「うちに来ないか?」と声がかかったんです。
ちょうどアリコに疑問をもってた時期だったので、ノリで転職した感じでしたが、それが失敗でした。
なんとその会社は、ただのピンハネ会社だったんです。
保険営業マンだった僕は、保険代理店の商品を売ることになったんですが、ピンハネ会社が50%も搾取してました。
しかもこれ、フルコミッション営業なので、
ピンハネ会社から給料はもらってません。
不審に思った保険代理店が「直接契約しましょう」ということになり、ピンハネ会社はわずか3ヶ月でサヨナラしました。
という感じで、安易な引き抜き転職はトラブルの元なので、あまりおすすめしません。
この記事は、引き抜き転職で失敗した僕が書いたので、けっこう信ぴょう性あるかと。
引き抜きの話がきて、迷ってるあなたの参考になればうれしいです。
目次
引き抜き転職の3つのリスク【失敗するとキツい】
引き抜き転職のリスクは、下記の3つです。
- 条件が違うことアリ
- 期待されてるので辛い
- 職場の人間関係トラブル
失敗するとキツいので、転職前に知っておきましょう。
そして、不安なら断っていいと思います。
1つずつ解説しますね。
①条件が違うことアリ
僕もこれで失敗しましたが、転職後に条件が違うと発覚するトラブルは多いです。
会社側はあなたを引き抜くのに必死なので、
話を盛ってることがあるから。
具体的には、
- 給料が違う
- 条件が違う
- 職務内容が違う
などのトラブルあり。
事前にしつこく確認しましょう。
②期待されてるので辛い
期待値が辛いですね。
「仕事ができる人」という前評判があるから。
普通の会社なら良い評価をもらえる成果でも、引き抜き会社は期待値が高いのでハードル高め。
と悩んでしまう人もいますよ。
③職場の人間関係トラブル
ひがまれる可能性があるから。
期待されて転職するので、元から会社にいた人の中には、面白く思わない人もいます。
もし思うような成果を挙げられないと、陰口をたたかれることも。
大型トレードで移籍してきたけど、新球団だと結果を出せないプロ野球選手が、バッシングを受けるようなもんです。
引き抜き転職の5つの確認事項
引き抜き転職に失敗しないためには、下記の5つを転職前に確認しましょう。
- 給料
- 条件
- 職務内容
- 求められる成果
- 禁止事項
ノリで引き抜き転職に応じる人がいますが、だいたい上記のどれかで失敗します。
※僕も失敗しました。
引き抜きの話は盛り上がりやすいですが、大事なことなので冷静に確認してください。
条件に合わないなら、相手に悪いと思っても断るべきです。
ビジネスはクラブ活動ではありません。
引き抜き転職は違法じゃないけどモラルは守るべき【訴えられる】
違法性はないの?
結論、大丈夫です。
憲法で、職業選択の自由が保障されてるから。
憲法第22条第1項
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
ただし、モラルを守らないと訴えられることがあります。
例えば、下記はさすがにNG。
- 部下も全員転職させる
- 会社の機密情報を持ち出して、転職先で使う
- 前の会社を機密情報をリークする
引き抜き転職してもいいですが、モラルは守りましょう。
引き抜き転職の3つのメリット【成功すればラッキー】
一応、引き抜き転職のメリットも解説してきますね。
- 収入が上がるかも
- 今の会社の嫌なことからサヨナラできる
- 次の転職のとき履歴書が有利
メリットもわかった上で、慎重に検討してください。
1つずつ解説します。
①収入が上がるかも
引き抜き転職に成功すれば、収入が上がることアリです。
例えば、収入が上がるケースは下記のとおり。
- 今より大きい会社に転職
- 今より儲かってる会社に転職
- 今より上のポジションに転職
うまくいけばこんな感じで、収入が上がります。
※くどいですが、給料は事前によーーく確認してください。
②今の会社の嫌なことからサヨナラできる
もし今の会社に不満を抱いてるなら、サヨナラできますよ。
まさに「渡りに船」という感じ。
会社に不満をもってるところに引き抜きの話がくると、それがきっかけで退職できるって感じです。
③次の転職のとき履歴書が有利【引き抜きは好印象】
引き抜き転職の次の転職で、履歴書がカッコよくなりますね。
というのは、無条件で「すごい人」に見えるから。
と思う採用担当者もいるので、後の転職が有利です。
引き抜き転職の退職理由は「やりたいことが見つかったので」
もし本当に引き抜き転職するなら、退職理由は、
とかでいいですよ。
転職先の情報を伝える義務はないから。
前述のとおり、憲法で職業選択の自由が保障されてるので、どんな理由で退職しようが自由です。
退職理由の王道は「やりたいことが見つかった」なので、そう言っておけばOKです。
ちなみに会社を辞める方法は、
会社の退職手続きの5つの流れ【引き留められたときの5つの対処法】にまとめたのでどうぞ。
【結論】引き抜き転職はおすすめしない【迷いがあるならNG】
個人的には、引き抜き転職はおすすめしません。
引き抜かれるほどの実力があるなら、
あなたは好きなことやって生きていけるから。
わざわざ他人の人生を生きる必要なしです。
元から行きたかった会社から引き抜きの話が来たならいいと思いますが、そうじゃなくて迷ってるならやめときましょう。
あなたの貴重なスキルを、他人に渡すことはありませんよ。
【体験談】僕は起業しました
と思って起業したら、ホントにやってけました。
現在はフリーランスのWebライターでして、年収は750万円くらい。
毎日家でパソコン作業なので、超のんきです。
今でも引き抜きの話はきますが、すべて断ってます。
と思うからです。
結論、引き抜きの話がくるなら、いずれ起業してもやってけると思いますよ。
自由で楽しいですよ。
年収だけで引き抜き転職を決めるのは絶対ダメ
引き抜き先の年収だけに惹かれて転職するのは、絶対NG。
人間は「稼げればなんでもいい」というほど、割り切れないから。
例えば、仮に引き抜き先の年収が2000万円だったとしても、
- 超つまらない仕事
- やりたくない仕事
- 信用を失う仕事
だったら、2000万円いらないですよね?
お金に目がくらむとロクなことないので、年収だけで決めるのは絶対ダメです。
引き抜き転職の会社は辞めにくいですよ
引き抜き転職しちゃうと、辞めにくいですよ。
だって「好条件で雇ってもらった」という負い目があるから。
引き抜き転職って魅力的に見えますが、企業側からしたらあなたをヒモで縛りつけるようなもんです。
会社に文句を言いにくくなるし、辞めるのもメンドくさい。
結論、引き抜き転職はあまりおすすめしません。
まとめ【引き抜き転職はリスクあるし、おすすめしない】
最後にもう一度、引き抜き転職のリスクをまとめておきますね。
- 条件が違うことアリ
- 期待されてるので辛い
- 職場の人間関係トラブル
一応、メリットは下記の3つです。
- 収入が上がるかも
- 今の会社の嫌なことからサヨナラできる
- 次の転職のとき履歴書が有利
ただ、そもそも引き抜かれるほどの力があるなら、あなたは好きなことやって生きてけますよ。
だから、わざわざ他人の会社で搾取される必要なし。
起業してもいいし、あなたがやりたい仕事に転職するのも良いでしょう。
力があるあなたが、他人に人生を決められるなんてナンセンスですよ。
好きなように生きましょう。
ちなみに、転職に後悔しない方法を、
転職に後悔しない5つの方法【よくある3つの失敗理由も解説する】にまとめたのでどうぞ。
結論、迷うなら引き抜き転職はおすすめしません。