営業に転職を考える人
自分にやっていけるか不安だなぁ…
営業でスキルアップする方法も知っておきたい。
できれば、転職する前に営業の練習ができないかな?
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- 営業マンに必要なスキルがわかる
- あなたが営業に向いてるかわかる
- 営業マンがスキルアップする方法がわかる
- 営業マンの辛いところと乗り越え方がわかる
- 転職前に営業を練習する方法がわかる
僕、佐藤誠一は営業を10年やってきました。
経歴は下記のとおり。
年齢 | 職業 |
26~31歳 | メットライフ生命の営業 |
31~33歳 | 保険代理店の営業 |
33~36歳 | Webマーケティングの営業 |
36歳~現在 | Webライター |
営業を10年やってきたので、どんなスキルが必要かよーーくわかっています。
また、営業をやってると他業界の営業マンともよく会うもので、たぶん1000人以上の営業マンの話を聞いてきました。
こんな僕が「営業に必要なスキル」をまとめたので、けっこう信ぴょう性があるかと。
営業スキルをアップする方法や、転職前に営業の練習をする方法も解説します。
佐藤誠一
今回の転職に失敗したくない人は、最後まで読んでみてください。
目次
営業マンに必要なスキル19個の一覧【スキルチェックシートにどうぞ】
僕が営業を10年やってきて「このスキルは必要だなぁ」と思ったのは、下記の19個です。
- 先に与える力
- リサーチスキル
- コミュニケーションスキル
- 文章スキル
- 新規開拓スキル
- ヒアリングスキル
- 問題を発見する力
- 設計スキル
- プレゼンスキル
- クロージングスキル
- 交渉スキル
- アフターフォローのスキル
- クレーム対応力
- ストレス耐性
- ロジカルシンキング
- PDCAスキル
- 自己管理スキル
- 行動しながら考える力
- 勉強を継続する力
1つずつ解説するので、スキルチェックシートにどうぞ。
①先に与える力
自分が先にもらうんじゃなくて、相手に先に与える意識が必要です。
先に価値を与えたら、お礼に契約してもらえるから。
僕の例ですが、下記のようなWebマーケティング営業をやってました。
- 売りたいもの:集客できるサイト制作
- ターゲット:求人を出してる会社
で、下記の順序で先に与えて、契約をもらってた感じです。
- まず自社で「転職したい人」を集客するサイトを作る
- そのサイトで、転職したい人から転職相談を受ける
- 相談内容をもとに良さげな会社を求人サイトで探す
- 良さげな会社に「人を紹介できるかも」と言ってアポを取る
- ヒアリングして、本当に良さそうな会社だったら無償で人を紹介してあげる
- 「自社で人材を集客できるサイトを作りませんか?」と言ってお礼に契約をもらう
これで上場企業からも契約をもらってました。
具体的なノウハウは、営業のコツ14選【営業10年経験者が本当に売れたスキルだけを厳選】にまとめてます。
佐藤誠一
断言しますが、これができれば成功しますよ。
②リサーチスキル
リサーチスキルも超重要です。
最初から「契約になりそうな人」に的を絞った方が、効率的に売れるから。
具体的には、下記を使ってリサーチします。
- SNS(個人・法人問わず)
- ターゲットの知人に聞き込み
- ホームページ
- IR情報(企業の経営状態)
- ニュースリリース
- 帝国データバンク
- 東京商工リサーチ
佐藤誠一
リサーチが足りないとムダが増えるので、必須スキルです。
③コミュニケーションスキル
営業は人と話す仕事だから。
具体的には、下記のスキルが必要です。
- 相づちを打てる
- 人の話を集中して聞ける
- 悩みや喜びを共感できる
- 5W1Hで質問できる
コミュニケーションスキルは本でも学べます。
佐藤誠一
④文章スキル
意外かもですが、文章スキルは必須です。
近年はメールで営業するのが普通だから。
コロナの影響もあり、「文章で惹きつける力」が営業界では求められてます。
具体的なメールのスキルは下記のとおり。
- 件名で興味をひく
- 売り込みはしない
- 「話を聞かせてください」とメールする
- 「追伸」で本題を伝える
佐藤誠一
詳しいノウハウは、営業のアポをメールでとるコツ10選【実際にアポがとれた例文も紹介】にまとめたので参考にどうぞ。
⑤新規開拓スキル
新規開拓できないと売上にならないから。
ただし、テレアポや飛び込みは時代遅れなのでNGです。
現代に合った営業の新規開拓は下記のとおり。
- 紹介をもらう
- メールで新規開拓
- Webで新規開拓
- Webから集客
- SNSやYouTubeで新規開拓
詳しいノウハウは、【実証済み】営業の新規開拓の方法4選【アポが取れたら与えればOK】にまとめてます。
佐藤誠一
⑥ヒアリングスキル
相手の悩みを聞き出せないと、売れる提案ができないからです。
ぶっちゃけ、営業は下記の2ステップだけで売れます。
- 相手の話を聞いて悩みを把握する
- その悩みを解決できる方法を提案する
なので、最初の「相手の話を聞いて悩みを把握する」ができないと始まりません。
具体的なヒアリングのコツは下記のとおり。
- ヒアリングシートを使う
- 想像させる
- 「ぶっちゃけた話…」と聞く
細かいノウハウは、営業のヒアリングのコツ7選【法人契約をもらいまくったテクニック】にまとめてます。
佐藤誠一
⑦問題を発見する力
相手の問題を発見できないと、良い提案ができないからです。
問題を発見する方法は下記の2つ。
- SPINで質問する
- 3C分析する
佐藤誠一
こちらも、営業のヒアリングのコツ7選【法人契約をもらいまくったテクニック】に詳しくまとめてます。
⑧設計スキル
相手の悩みを解決できる方法を設計できないと、売れないから。
自社商品をどう使えば、相手の悩みを解決できるか考える感じですね。
佐藤誠一
転職先の商品知識をしっかり勉強しておきましょう。
⑨プレゼンスキル
提案をわかりやすく説明できないと売れないからです。
プレゼンには型がありまして、型どおりにプレゼンすれば売れますよ。
僕も下記の型で契約をもらってました。
- ヒアリングで明らかになった見込み客の問題点・悩みを共有・再確認
- 商品のメリットではなく、商品から得られる結果を伝える
- 理由や根拠を数字で示す
- 他社と何が違いのか説明
- 1つデメリットを伝える
- こちらのメリットも伝える
- 他のお客様の声や事例
- 手軽に購入できることを伝える
- 希少性を伝える
具体的なノウハウは、営業のプレゼンテーションの9ステップ【成約率が上がる資料のコツ】にまとめたので参考にどうぞ。
佐藤誠一
特に「話がわかりやすい」と言われたことがある人は、才能アリ。
⑩クロージングスキル
人は、背中を押さないと買ってくれないから。
決断するのは勇気がいるので、営業マンが後押ししてあげるイメージですね。
実際に売れたクロージングは下記のとおり。
- みんな買ってて残りわずか
- 特別扱いする
- 最初にクロージングする
- 商品から得られる結果を伝える
- 「買わない損失」を伝える
詳しいノウハウは、【実証済み】営業クロージングのコツ15選【成約率70%の話法を解説】にまとめたので参考にどうぞ。
⑪交渉スキル
交渉スキルも重要です。
できるだけ契約単価をアップしたいから。
反対に、ヘコヘコするほど売れません。
他にも下記を使うと、契約単価が上がりやすいです。
- あえて他社をすすめる
- 契約しない方がいいケースを伝える
この辺のスキルも、【実証済み】営業クロージングのコツ15選【成約率70%の話法を解説】にまとめてます。
また、交渉スキルについては「100円のコーラを1000円で売る方法」が参考になります。
佐藤誠一
⑫アフターフォローのスキル
丁寧にアフターフォローすると、紹介をもらえるからです。
一番ダメなのは「契約をもらうときだけ一生懸命で、契約をもらったらほったらかし」という営業マンですね。
お客様に嫌われるし、解約されることも…
佐藤誠一
⑬クレーム対応力
営業はクレームがつきものだから。
会社を代表して怒られる感じですね。
佐藤誠一
クレームが不安な人は、先にクレーム対応の勉強をしておくと安心かと。
⑭ストレス耐性
営業はストレスが多い仕事だから。
具体的には、下記のようなストレスに悩みます。
- ノルマがきつい
- ノルマ未達だと上司に怒られる
- サービス残業・サービス休日出勤
- 売れないと給料が安い
- お客様との人間関係の維持が大変
- 気をつかうのが疲れる
- 断られるのが辛い
詳しくは、営業が辛い時とその乗り越え方23選【どうしてもきついならムリしない】にまとめたので、営業の辛い部分を先に知っておきましょう。
佐藤誠一
⑮ロジカルシンキング
断言しますが、営業は「算数」だから。
運で売れるわけじゃないので、ロジカルシンキング(論理的思考)が必要です。
具体的には、下記のような人なら大丈夫かと。
- 効率が悪い人を見るとイライラする
- 旅行の計画を立てるのが好き
- 物事の原因を考えるのが好き
営業に転職を考える人
という人でも大丈夫。
なぜなら、ロジカルシンキングは後から身につけられるから。
佐藤誠一
⑯PDCAスキル
営業はPDCAの連続だから。
ちなみに「PDCA」とは下記のとおり。
- P(Plan):計画
- D(Do):行動
- C(Check):評価
- A(Action):改善
佐藤誠一
営業では、下記のようなPDCAをくりかえします。
- P(Plan):こうアプローチしたらどうかな?
- D(Do):実際にアプローチしてみよう
- C(Check):なんか断られたぞ
- A(Action):じゃあ今度はこう言ってみよう
こういった試行錯誤ができる人は、営業でやっていけると思います。
反対に、試行錯誤を「メンドくさい…」と思う人は難しいかと。
営業のPDCAのやり方は、営業のPDCAシートの書き方や記入例【記録すれば最短で売れます】にまとめたのでイメージにどうぞ。
⑰自己管理スキル
営業は自己管理できないと売れないからです。
サボろうと思えばサボれるけど、サボると売れなくなってしまう…
具体的には、下記を自分で考えて行動する必要があります。
- 月末までに何件の契約が必要か
- ということは、いつまでに何をしておくべきか
- 今日やるべきことは何か
佐藤誠一
下記のような経験がある人なら大丈夫かなと。
- ダイエットに成功したことがある人
- 「毎日やること」を決めて実践できた人(例:筋トレとか)
- お正月に「今年はこれをやるぞ」と目標を立てて達成したことがある人
自己管理が苦手な人は、営業でも苦労する可能性があります。
⑱行動しながら考える力
行動しながら考えないと、締め日に間に合わないからです。
「頭より先に足が前に出る」というタイプの人は向いてますね。
佐藤誠一
⑲勉強を継続する力
営業はずっと勉強しないと売れないから。
売れてる営業マンと売れない営業マンの違いは「知識の差」だったりします。
営業で勉強すべきは下記の5つ。
- 自社商品
- ライバル社の商品
- 見込み客のこと
- 時代の流れ
- 営業のトレンド
この辺は、営業のコツ14選【営業10年経験者が本当に売れたスキルだけを厳選】にまとめてます。
佐藤誠一
Webを使った営業ノウハウは、「Webを使った営業の完全講義」にまとめてます。
営業の種類別で必要なスキルやノウハウ
他にも、営業の種類ごとに必要なスキルやノウハウを、別記事でまとめてます。
佐藤誠一
【重要】あなたが営業に向いてる人か適職診断
営業に転職するか迷う人
一例ですが、営業に向いてる人の特徴は下記のとおりです。
- 年上からかわいがられる人
- 初対面の人とすぐ仲良くなれる人
- 空気を読める人
- 人のせいにしない人
- 多趣味の人
- 人と違うことをしたい人
- 細かいことに気づける人
- 記憶力がある人
- 自分の利益より相手の利益を優先できる人
さらに詳しい営業の適職診断は、【適職診断】営業職に向いている人の特徴49選【25個以上なら天職】にまとめてます。
佐藤誠一
「営業に向いてない人におすすめの転職先」も解説してます。
営業マンがスキルアップする方法【能力は伸びます】
営業に転職を考える人
具体的には、下記の5つでスキルアップできます。
- 売れてる営業マンのやり方を徹底的にパクる
- 営業のコツがわかる本で勉強する
- 毎日勉強する
- チームで営業ロープレする
- 正しい目標設定とPDCAを継続する
詳しいスキルアップ方法は、営業のコツ14選【営業10年経験者が本当に売れたスキルだけを厳選】にまとめてます。
佐藤誠一
売れてる方法を完コピすれば、最速で成果がでます。
スキルアップのために営業研修を受講するのもアリ
ちょっと気が速いですが、営業研修で勉強するのも有効ですね。
短期間でスキルアップできるから。
実戦的な営業研修は、【無料あり】おすすめの営業研修3選【研修の内容で成果を出すコツ】にまとめたので興味あればどうぞ。
営業系の資格を勉強してスキルアップするのもアリ
営業は資格がなくてもOK。
ただ、営業系の資格の勉強をすることで、知識面のスキルアップは可能です。
営業に有益な資格については、【業界別】営業におすすめの資格一覧【資格なしの転職に失敗しないコツ】にまとめたので、こちらも興味あればどうぞ。
営業マンの辛いところと乗り越え方
営業に転職を考える人
スキルアップすればいいんだろうけど、挫折しないか心配だなぁ…
断言しますが、営業は辛いところがたくさんあります。
マジで、そんなに甘い仕事じゃないですよ。
具体的に辛いところは下記のとおり。
- ずっとプレッシャーとの戦い
- 売れないと帰れないし休めない
- なかなかアポを取れない
- 人に嫌われるのが辛い
佐藤誠一
営業の辛いところと乗り越え方は、営業が辛い時とその乗り越え方23選【どうしてもきついならムリしない】にまとめておきました。
転職前に知っておくといいかなと。
転職する前に営業を練習する方法【先にスキルを身につける】
営業に転職を考える人
できれば、転職前にスキルを身につけたいな。
これ、良い練習方法があるんです。
具体的な練習方法は、下記の3ステップ。
- あなたの友人・知人の悩みをヒアリングする
- それを解決できそうな会社を探す
- 探した会社のサービスを友人・知人に提案する
佐藤誠一
転職する前に実践できるので、練習に最適。
営業の練習の事例
練習の事例は下記です。
- 友人の悩み:結婚したいけど相手がいない
- 解決できる会社:結婚相談所
結婚相談所をリストアップして、下記のように連絡してください。
※結婚相談所のホームページの問い合わせフォームから連絡すればOK。
できれば業務提携して、紹介料をもらってください。
※副業で営業を始められます。
業務提携できたら、結婚できなくて困ってる友人に、その結婚相談所をプレゼンしてみてください。
申込みにつながれば成約でして、紹介料ももらえます。
営業の練習をしたい人
基本的に集客したがってるので、歓迎してくれるところはあると思いますよ。
この辺の練習のやり方は、フルコミッション営業を経験者が解説【あなたがやっていけるか診断】にまとめたので参考にどうぞ。
佐藤誠一
まとめ【1つずつ、営業に必要なスキルを身につけていきましょう】
最後にもう一度、営業に必要なスキルをまとめておきます。
- 先に与える力
- リサーチスキル
- コミュニケーションスキル
- 文章スキル
- 新規開拓スキル
- ヒアリングスキル
- 問題を発見する力
- 設計スキル
- プレゼンスキル
- クロージングスキル
- 交渉スキル
- アフターフォローのスキル
- クレーム対応力
- ストレス耐性
- ロジカルシンキング
- PDCAスキル
- 自己管理スキル
- 行動しながら考える力
- 勉強を継続する力
すでに身につけてるスキルがいくつあるか、数えてみてください。
そして、まだ身につけてないスキルは、転職してから身につけていけばOKです。
また、営業に転職する前に、あなたが営業に向いてるか診断しておくのもお忘れなく。
【適職診断】営業職に向いている人の特徴49選【25個以上なら天職】で診断できます。
営業に転職したいなら、さっそく転職活動を始めましょう。
行動しないと何も始まらないので。
失敗しない転職活動の手順は、【失敗を防ぐ】転職活動の始め方を5つの手順で解説【楽しい人生へ】にまとめたので、行動あるのみです。
未経験から営業に転職するときの注意点は、未経験者が営業の転職に失敗しないコツ【おすすめの営業も紹介する】も参考にしてみてください。
ということで、あとは行動あるのみ。
さっそく今日からできることを始めてみましょう。
あなたの転職の参考になればうれしいです( ̄^ ̄)ゞ