もし売れないと、生活できないのかな?
営業スキルを身につけて、稼ぎたいな。
恥ずかしくない収入がほしいよ。
営業できるようになれば、ずっと高い年収を稼げそうだから魅力あるなぁ。
でも、自分に営業ができるか不安…
こういった疑問や不安に応える記事です。
本記事の内容は下記のとおり。
- 営業のインセンティブの仕組み【事例も紹介】
- あなたが売りやすい商材を選ぼう【インセンティブだけで会社を選ばない】
僕、佐藤誠一はインセンティブのある営業を10年やってきました。
営業未経験だと、インセンティブの感覚がわからないと思うので、インセンティブについてまとめてみました。
結論、売れれば稼げますが、売れないと地獄です。
売る商材を間違えると売れないので、商材選びについても解説します。
それでは、さっそく見ていきましょう。
営業のインセンティブの仕組み【事例も紹介】
営業のインセンティブとは、ようは歩合給のことです。
売れた分に対して給料が加算されるのが、インセンティブです。
「基本給+インセンティブ」になっている会社が多いですね。
基本給とインセンティブの関係性
基本給とインセンティブの関係性は、
- 基本給が低い→インセンティブが高い
- 基本給が高い→インセンティブが低い
というルールがあります。
※もしあなたが経営者だったら、どちらかにしますよね?
一般的には、基本給だけでは生活できない給与体系がほとんどです。
だって、基本給だけで生活できたら売らないですからね。
インセンティブの種類
インセンティブはだいたい下記の3つのどれかに該当します。
- 売上に対するインセンティブ
- 件数に対するインセンティブ
- 目標達成率に対するインセンティブ
また、インセンティブの支給方法も種類があって、
- 翌月の給料に反映される
- 基本給が上がる
- ボーナスが上がる
などがあります。
※会社によっては、複合タイプもあります。
営業のインセンティブが高い業界【相場はバラバラ】
インセンティブが高いのは、下記の6つの業界。
- 生命保険
- 証券会社
- 不動産(売買)
- MR(医薬品営業)
- 通信(ネット回線の営業)
- IT系
売れれば、年収1000万円以上稼げます。
基本的には、無形商材の方がインセンティブが高いですね。
※仕入れコストが安いので。
インセンティブが高い業界は売れればすごく稼げますが、売れないと生活できません。
毎月の売上によって月給が変わるので、収入は安定しません。
営業のインセンティブ制度の事例
インセンティブの事例として、僕が以前勤めていたメットライフ生命の給料を解説します。
※ただし、僕がいたのは旧アリコジャパン時代なので、現在の給与体系と少し違います。
当時の給与体系は、下記の4構成になっていました。
- 基本給:26000円くらい(手取り)
- 3ヶ月ごとの売上による加算給
- インセンティブ(先月の売上高による)
- ボーナス(6ヶ月の売上による)
例えば、1ヶ月の契約合計が月払い保険料10万円の場合は、下記のような感じでしたね。
- 基本給:26000円くらい
- 3ヶ月ごとの売上による加算給:15万円くらい
- インセンティブ:25万円くらい
- 合計:43万円くらい
この売上を6ヶ月続けると、ボーナスが100万円くらいだったと思います。
※もちろん、もろもろの細かい条件はありますが。
営業のインセンティブ事例の記事
現在のメットライフ生命の給与体系は、メットライフ生命保険の営業マンの転職の年収や中途採用の評判にまとめているので、興味ある人は参考にしてください。
また、その他営業職のインセンティブの事例やイメージは、下記の記事も参考になります。
インセンティブのメリット
インセンティブのメリットは、なんといっても稼げることです。
売れれば売れた分もらえる会社が多いので、給料は青天井です。
生命保険や不動産の営業マンだと、年収1億円以上稼ぐツワモノもいます。
稼ぎたいなら、営業職が良いでしょう。
インセンティブのデメリット
インセンティブのデメリットは、売れないと生活できないことです。
前述のとおり、基本給だけだと生活できない会社が多いので、売れないと家計は火の車です。
僕もメットライフ生命時代、売れないときは生活に困りました(^^;
月給7万円とかの月もあったので、家賃払ったらもうお金がなかったですね。
お金がなくなったら借金するしかない
お金がないときは借金するしかありません。
僕も上司に「金借りてこい!」と言われて、
- プロミス
- アイフル
- アコム
にお世話になったもんです。
売れないときは地獄ですね。
【注意】税金がヤバい
また、前年の売上が高くて、今年の売上が低いと税金で苦労します。
税金って去年の年収で計算するので、今年売上が低いと税金が重くのしかかります。
高い売上を出したら、翌年も維持しないと税金がきついです。
インセンティブ麻薬的な怖さ
インセンティブがあると、売れれば急に100万円とかが入ってきます。
これを覚えてしまうと、「たくさん売って稼ぐから大丈夫」とお金を使ってしまうんです。
結果、生活費が上がってしまい、破産する人もいます。
「売れれば入ってくる」のは確かなのですが、売れなければ危険です。
どんなに稼いでも生活費を上げないこと
インセンティブの麻薬的な部分を回避するには、稼いでも生活費を上げないことです。
特に、月の固定費を上げてはいけません。
いつ稼げなくなるかわからないので、稼いでも節約生活が大切です。
インセンティブ制の悲しい現実【トップセールスマンは損】
「固定給+インセンティブ」という給与体系だと、会社は売れてない人にも基本給を出さなければいけません。
中には基本給以下の働きしかできない営業マンもいるのですが、そうした売れない営業マンの基本給を稼ぎ出しているのはトップセールスマンです。
悲しい現実なのですが、トップセールスマンが売れない営業マン達を食べさせているんです。
これでは、トップセールスマンは不満に思いますよね(^^;
トップセールスマンほど独立していくものですが、売れない営業マンを食べさせるのがバカバカしくなるからです。
【注意】インセンティブない営業は危険
求人情報を見ていると「インセンティブなしの営業」もありますが、実は危険。
インセンティブがない営業は、やりがいがないから。
やっても見返りがないので、モチベーションの意地が大変です。
「インセンティブはないけど、ノルマもない」という求人もありますが、基本的にノルマがない営業はありません。
ちょっと怪しい求人なので注意した方がいいかと。
参考:営業でノルマなしはありえない【あなたの天職に出会う3つの方法】
あなたが売りやすい商材を選ぼう【インセンティブだけで会社を選ばない】
営業の会社を選ぶときは、あなたが売りやすい商材で選びましょう。
どんなにインセンティブ割合が高くても、売りにくい商材なら売れないからです。
売りやすい商材には、下記の5つの特徴があります。
- あなたが好きな商材
- 世の中から必要とされている商材
- ライバルが少ない商材
- 希少性がある
- 購入しやすい価格帯
5つすべてを満たさなくても、できるだけ満たす商材を選びましょう。
くれぐれも、インセンティブだけにつられて会社を選ばないでください。
売れなかったら意味ないです。
インセンティブの営業で売れる方法
インセンティブの営業で売れる方法は、下記の6つです。
- 営業の心得を知る
- 自己管理
- 見込み客が増え続ける仕組みを作る
- 営業の勉強をする
- 営業の練習をする
- ぶっちゃけ1年目が勝負
転職前に6つを知っておきましょう。
上記6つは、営業の歩合制で売れる6つの方法【向いてる人の特徴や転職方法】で解説してます。
まとめ【インセンティブの営業は売りやすい商材を選ぶ】
この記事をまとめます。
- 営業のインセンティブの仕組みを知っておきましょう
- あなたが売りやすい商材を選びましょう
でも、自分に営業ができるか不安…
というあなたの参考になればうれしいです(^^)
ちなみに、営業をやるなら怖いのはノルマですよね?
ノルマをこなせないと収入が減るのはもちろん、上司からつめられます。
営業で稼ぐどころか、
ノルマのプレッシャーに押しつぶされる人も…
なので、転職前にノルマを達成する方法を知っておきましょう。
少しでも安心材料になると思うので。
ノルマを達成する方法は、営業のコツ14選【営業10年経験者が本当に売れたスキルだけを厳選】にまとめたので参考にどうぞ。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです!