未経験からでも募集があるけど、ノルマきつそうだし、無理やり売りつけるイメージ。
でも、実際はどうなんだろう?
何か良い部分もあるなら知りたいなぁ。
年齢相応の収入もほしいし、営業で成長したら食いっぱぐれないかなぁ?
自分にやっていけるか不安だなぁ…
こういった疑問や不安に応える記事です。
本記事の内容は下記のとおり。
- 営業のイメージと現実14選
- 知られざる営業の実態7選
- 営業の仕事内容と1日のスケジュール
- 営業は21種類もある【楽な営業の選び方】
- そもそもあなたは営業に向いてるのかチェック
- 営業は未経験からでも転職できる【1年目が重要】
僕、佐藤誠一は営業を10年やってきました。
営業の世界の表も裏も見てきたので、真実を記事にしました。
10年やってきた僕が書いたので、信ぴょう性はあると思います。
未経験から営業職に転職を考えているあなたの、参考になればうれしいです。
目次
営業のイメージと現実14選
一般的に言われている営業のイメージは、下記の14個です。
- ノルマがきつそう
- 無理やり売りつけるイメージ
- へこへこ頭を下げる仕事
- お世辞を言う仕事
- 口がうまくないとできない仕事
- 飛び込みやテレアポをする仕事
- ブラック企業が多そう
- 人間関係がめんどくさそう
- 接待とか飲み会が多そう
- 理不尽が多そう
- 売れたら稼げそう
- スーツを着てカッコいい
- 出会いが多そう
- お客さんに直接感謝される仕事
それぞれ本当か嘘か解説していきますね。
イメージ通りのものもあれば、イメージと違うものもありますよ。
①ノルマがきつそう
ノルマがきついかは、人によります。
売れる人にはきつくないからです。
ただ、割合でいうと「ノルマがきつい」という人の方が多いですね。
ノルマを達成できないと、下記が辛いです。
- 上司に怒られる
- 給料が下がる
- 売れるまで休めない、帰れない
ノルマを含め営業の辛い部分については、営業が辛い時の5つの理由と解決策【辞めたいなら転職して大丈夫だよ】にまとめてます。
②無理やり売りつけるイメージ
これは売り方と商材次第です。
営業スキルが低い人ほど、売りつけないと売れないですね。
最悪の人だと、嘘をついてでも売ろうとします。
売れない理由は、下記のどれか。
- 会社の研修制度が弱い
- 本人の努力不足
- 営業が向いてない
また、世の中から必要とされてない商材は、無理やり売りつけないと売れません。
くれぐれもそういう会社に転職しないようにしてください。
③へこへこ頭を下げる仕事
これも売り方次第です。
営業スキルが低い人は、へこへこ頭を下げてますね。
そうしないと売れないから。
売れてる営業マンは、お客さんと対等です。
営業で売れる方法は、営業が苦手でも克服できる方法9選【どうしてもダメなら転職】にまとめてます。
④お世辞を言う仕事
これも売り方次第。
営業スキルが低い人は、お世辞を言います。
そうしないと売れないから。
売れてる営業マンは、お客さんと対等なのでお世辞は言いません。
営業のコミュニケーションスキルについては、【実証済み】売れる営業話法17選【使ってはいけないNG話法も解説】にまとめてます。
⑤口がうまくないとできない仕事
これは嘘です。
営業は相手の悩みを聞いて、悩みの解決策を提案する仕事だからです。
なので、話す力より聞く力の方が重要です。
売れてる営業マンほど、物静かです。
お客さん8割:営業マン2割くらいのトーク割合が、売れます。
重要なのは、質問によって相手の悩みを把握するスキル。
営業のヒアリングのコツ7選【法人契約をもらいまくったテクニック】にコツをまとめてます。
⑥飛び込みやテレアポをする仕事
これは会社の方針によります。
飛び込みやテレアポを強要する会社もあるので、それは従うしかないです。
ただし、飛び込み営業やテレアポはきついです。
断られまくりですからね(^^;
できれば飛び込み・テレアポがない会社を選びましょう。
- 飛び込み営業→特定商取引法で訪問目的を伝える義務があり、売りにくい
- テレアポ→固定電話を持たない家庭が増えた。相手の時間を突然奪うので失礼
という理由で、時代に合ってないからです。
アポ取得率も1%を切るので、仕事として効率悪すぎです。
今はメールでアポを取るのが当たり前なので、昭和的な飛び込みとテレアポは化石です。
というか、現代でも飛び込みとテレアポをやらせる会社は、時代遅れなので衰退します。
飛び込みとテレアポについては、下記の2記事が参考になるかと。
⑦ブラック企業が多そう
これは本当。
中にはホワイト企業もありますが、ブラック企業の割合は多いです。
営業職って、労働基準法が適用外の文化があるので、どうしてもブラックになりがちなんです。
例えば、下記みたいな考えが普通です。
- 売れるまで帰れない
- ノルマを達成してないなら、休んじゃダメ
営業マン側も「売れてない」という後ろめたさがあるので、強く言えないんですよね(^^;
特にブラックが多いのは、下記の業界です。
- 銀行
- 生命保険
- 証券会社
- 不動産
- ネット回線の営業
- リフォーム営業
- 先物取引
- MR(医薬品営業)
おすすめしない業界については、営業でおすすめの業界4選【選定条件やおすすめしない業界も解説】にまとめてます。
⑧人間関係がめんどくさそう
これは本当です。
人と会う仕事なので、どうしても人間関係が増えます。
- お客さんの誕生日に何か送る
- 見込み客から飲みに誘われたら断れない
- 人相手の仕事なので、クレームがつきもの
- 異性のお客さんから好意をもたれてしまう
など、かなりめんどくさいです(^^;
人間関係が苦手な人には、きついかもです。
⑨接待とか飲み会が多そう
これは売り方によりますね。
接待とか飲み会をしないで売れる人もいますが、上手に活用する人もいます。
時代的に接待や飲み会は減っていますが、40代以上の相手だとお酒の席が必要になることも…
接待や飲み会がめんどくさい人は、そういう営業をしないようにしましょう。
また、会社の飲み会の頻度は会社次第。
でも、飲み会が多い=無駄が多いという証拠なので、あまり良い会社じゃないですね。
⑩理不尽が多そう
これは本当です。
人相手の仕事なので、理不尽はつきものです。
例えば、下記のような理不尽があります。
- 契約するって言ったのに、嘘だった
- アポが取れたので行ったら、ひやかしだった
- 下心をもたれていた
- 上司が責任逃れや言い訳をする
- 先輩のパワハラ
理不尽のメリットは、生きる力がつくこと。
自分を鍛える目的であればいいかもしれません。
⑪売れたら稼げそう
これは本当です。
営業にはインセンティブ(歩合給)がつきものなので、売れれば稼げます。
給与体系は、「基本給+インセンティブ」という会社が多いですね。
- 基本給が高い→インセンティブ低め
- 基本給が安い→インセンティブ高め
という仕組みになっています。
業界によっては年収1億円以上稼ぐ人もいますよ。
※保険、証券、不動産など。
営業の年収やインセンティブについては、下記の2記事が参考になるかと。
⑫スーツを着てカッコいい
基本的にスーツなので、たしかにかっこいいかもですね。
ただし、毎日スーツの辛いところもありますよ。
- スーツは複数必要→お金がかかる
- 移動が多いので、靴の劣化も早い→お金がかかる
- ワイシャツも枚数が必要→お金がかかる
- 腕時計やカバンも気をつかう→お金がかかる
- ネクタイも複数必要→お金がかかる
- スーツやワイシャツのアイロンがめんどくさい
- スマートなスーツは窮屈
など、スーツの仕事にも苦労はあります。
⑬出会いが多そう
これは本当です。
人と会う仕事なので、必然的に人脈は増えます。
ぶっちゃけ男女の出会いも多いですね。
お客さんに手を出しちゃいけませんが、自然とお付き合いに発展する人もいます。
⑭お客さんに直接感謝される仕事
これは本当です。
直接お客さんとやりとりする仕事なので、感謝されるのは営業の特権です。
例えば、下記のように感謝されます。
- あなたにお願いしてよかった
- あなたから契約してよかった
- 助けてくれて本当にありがとう
ただし、クレームを言われるのも営業の仕事です。
ときにはお客さんと会社の板ばさみになることもあります。
ちなみに、営業の楽しいところややりがいを、営業が楽しいと思える3つの方法【それでもダメなら環境を変える】にまとめてます。
知られざる営業の実態7選
あんまり知られてない営業の実態を、7つ解説します。
一般的にあまりイメージされないことなので、参考にしてください。
良いものと悪いもの、両方紹介します。
①営業力があれば食いっぱぐれはない
営業力が身につけば、食いっぱぐれはありません。
どの企業も、優秀な営業マンを採用したいからです。
売れる営業マンは、転職に困りません。
業界が変わっても転職できますよ。
たとえ業界が変わっても、人を相手にする点は一緒だからです。
業界知識や商品知識は勉強すれば覚えられます。
営業スキルがあれば、一生安泰です。
②実力主義なので若くても出世できる
営業は数字の実力社会なので、若くても実績があれば出世できます。
年上が部下になることもしょっちゅう。
年功序列ではなく、実力を評価してほしい人には良い仕事です。
③起業して自由な人生も可能
営業力がつけば、会社に属して働く必要もありません。
売りたい商材を売れるように業務委託契約をして、自由に営業して稼ぐことができるからです。
営業で起業する人は、いわゆるフルコミッション営業です。
フルコミッション営業とは、インセンティブだけで稼ぐ営業です。
雇用契約がないので基本給がありませんが、出勤もないので自由です。
縛られたくない自由な生き方をしたい人は、いずれ起業を目指すのもアリですね。
※ちなみに、僕も起業しました。
フルコミッション営業については、フルコミッション営業を経験者が解説【あなたがやってけるか診断】にまとめてます。
④人脈が財産になる
営業で作った人脈は財産です。
会社を辞めても、人脈は残るからです。
転職したり起業してもその人脈は活かせるので、人生がどんどん有利になりますよ。
⑤売れれば自由
営業は売れれば自由です。
ノルマを達成すれば、売っても売らなくもいいからです。
稼ぎたい人はノルマ関係なしにどんどん売りますが、余裕をもちたい人はあえて契約を来月にまわすこともありますね。
この辺はノルマを達成してれば、本人の自由です。
売れれば、下記のような自由も手に入りますよ。
- 朝礼後に家に帰って寝る
- 有給をとって旅行に行く
- サボって映画を観に行く
ようは営業職は、下記のような仕事なんです。
- 売れれば自由
- 売れなきゃ不自由
営業の面白いところについては、営業の面白いところ12選【辛いところやあなたが向いてるかも解説】にまとめてます。
⑥営業経費が自腹
営業にかかる経費は、自腹があります。
どうしてもお金を出さなきゃいけないシーンがあるからです。
例えば、下記は自腹が必要なことがあります。
- お客さんにコーヒーをおごった
- お客さんを飲みに連れていった
- お客さんの主催するイベントに参加した
もちろん会社に申請できる経費もありますが、すべては無理ですね。
「仕事をするのにお金がかかる」というのは、営業職くらいでしょう。
⑦売れないと転職が不利
営業で売れないと、転職が不利です。
売れなかった人は、どこも欲しがらないからです。
だから、営業職に転職するなら必ず売れてください。
営業職はちょっと覚悟が必要な仕事です。
営業の仕事内容と1日のスケジュール
参考までに、営業の仕事内容や1日のスケジュールも知っておきましょう。
もしあなたが営業に転職した場合の、イメージになると思います。
仕事内容と1日のスケジュールは、下記の2記事を参考にどうぞ。
営業は19種類もある【楽な営業の選び方】
一口に「営業」といっても、19種類もあります。
営業の全種類を知った上で、転職先を選びましょう。
よく知らずに転職してしまい、後になって、
泣く男性
と後悔しても遅いからです。
営業の19種類については、営業19種類一覧【あなたに合う営業や会社に出会う方法まで解説】にまとめてます。
また、営業の中でも特に楽な営業を、営業が楽な業界3選【ただし自信がないならマジでやめといた方がいい】にまとめてます。
あまりにきつい営業だと続かないかもしれないので、楽な営業に転職するのも大切です。
そもそもあなたは営業に向いてるのかチェック
未経験から営業に転職を考えているなら、そもそも営業に向いてるか適職診断しておきましょう。
【厳選】営業に向いてる人の5つの特徴【合う営業会社との出会い方】に、営業に向いてる人の特徴を紹介しています。
大事な仕事選びなので、転職活動を始める前に診断しておくと良いかと。
営業は未経験からでも転職できる【1年目が重要】
営業は、未経験からでも転職できる会社が多いです。
コミュニケーションが仕事なので、未経験でもできるからです。
今までの人生でコミュニケーションを取ってきてるので、できる可能性がありますからね。
営業の経験者は変なクセがついてることもあり、扱いにくいという現実もあります。
未経験から営業に転職するコツは、営業は未経験からでも転職できる【売れる方法やおすすめの業界】にまとめてます。
また、具体的な転職活動の手順は、【失敗を防ぐ】転職活動の始め方を5つの手順で解説【楽しい人生へ】を参考にどうぞ。
悩む男性
というのが本音だと思います。
なので未経験から始めても売れるように、営業1年目のコツを、営業1年目で売れる3つのコツ【新人で売れないのはむしろ順調な話】にまとめました。
正直、営業はスタートダッシュが命。
1年目で売れなかった人が、急に2年目から売れるのは稀です。
営業1年目に売れる方法をまとめたので、イメージの為にも読んでおくと良いかと。
まとめ【営業のイメージと現実は違うものもある】
この記事をまとめます。
- 営業のイメージと現実は違うものもある
- あまり知られてない営業の実態もある
- 営業の仕事内容と1日のスケジュールを確認しよう
- 営業は19種類もあるので、まずは全種類を知っておこう
- そもそもあなたは営業に向いてるのかチェックしよう
- 営業は未経験からでも転職できるけど1年目のスタートダッシュが命
自分にやっていけるか不安だなぁ…
というあなたの参考になればうれしいです。
もし営業に転職したいなら、さっそく転職活動を始めましょう。
行動しないと何も始まらないので。
営業で成功するには行動力が命なので、転職活動も積極的に行動すると良いかと。
もうすでに「あなたが売れるかどうか」の勝負は始まってます。
今日から転職活動を始めて、あなたに合う会社で活躍して、人生を楽しめばOK。
未経験から営業に転職するコツは、営業は未経験からでも転職できる【売れる方法やおすすめの業界】にまとめてます。
また、失敗しない転職活動の手順は、【失敗を防ぐ】転職活動の始め方を5つの手順で解説【楽しい人生へ】をどうぞ。
あとは行動あるのみです。
ちなみに、営業をやるなら売れなきゃいけません。
売れない営業マンは存在価値がないからです。
営業で売れる方法はただ1つ、売れてる人のマネをすることです。
マネをするのが一番早く上達するからです。
売れてる営業マンの特徴を、営業ができる人の特徴5選【営業できない人との最大の違いも解説する】にまとめたので参考にどうぞ。
前述のとおり営業は、売れれば稼げて自由で最高の仕事です。
売れてる営業マンをマネしましょう。
あなたの仕事選びの参考になればうれしいです!