転職活動=ハローワークみたいなイメージだけど、使ったことない。
ググると転職エージェントとかいっぱい出てくるけど、何が違うの?
メリットとデメリットを知りたいな。
こういった疑問に答える記事です。
本記事でわかることは下記のとおり。
- ハローワークのメリットとデメリットがわかる
- 転職エージェントとの比較がわかる
- あなたがハローワークと転職エージェント、どちらに合ってるかわかる
僕、佐藤誠一はこのサイトや他の転職系サイトで、3000人以上の転職相談にのってきました。
※全国職業相談センターというサイトで、相談対応もやってました。
個人的には、ハローワークはあんまりおすすめしません。
お金がない企業の求人ばかりだから。
お金がない=人材に投資できない=待遇が悪いって感じで、ようはあんまりよくないです。
ただしメリットもあるので、公平にメリットとデメリットをまとめました。
特に、デメリットを知った上で使うなら大丈夫だと思います。
ハローワークに行こうか迷ってるあなたの、参考になればうれしいです。
目次
第二新卒がハローワークを使うメリットとデメリット
第二新卒がハローワークを使うメリットとデメリットは、下記の表のとおりです。
わかりやすいように、転職エージェントと比較しました。
メリット | デメリット | |
ハローワーク | 地元の中小企業の求人情報が多い
地方都市でも求人が豊富 新卒応援ハローワークがある |
ブラック企業の求人票が多い
大手企業の求人はない システムが使いづらい 土日にやってない 担当者が必死じゃない |
転職エージェント | 第二新卒に特化したエージェントがある
ブラック企業を排除してるエージェントもある 大手企業の紹介あり 土日もやってる 担当者が必死 システムが使いやすい |
地元の中小企業の求人が少ない
地方都市に弱い 悪徳エージェントもある |
どっちもメリットとデメリットがあります。
結論、あなたが良さそうだと思う方に相談すれば良いですし、両方に相談してもOK。
デメリットを知った上で利用するなら、問題ないかと。
ハローワークが合ってる人はこんな人
結論、ハローワークが合ってる人は、下記のような人です。
- 地方都市で、地元の中小企業に転職したい人
- 自分でブラック企業を見分けられる人
- すでに退職してる人
すべてに該当するなら、ハローワークがおすすめ。
転職エージェントが合ってる人はこんな人
反対に、転職エージェントが合ってる人は、下記のような人です。
- 都市部で転職したい人
- 自分でブラック企業を見分けられない
- 在職中に転職活動したい人
では次に、ハローワークのメリットとデメリットを深掘りしていきますね。
第二新卒がハローワークを使う3つのメリット
繰り返しですが、メリットは下記の3つ。
- 地元の中小企業の求人情報が多い
- 地方都市でも求人が豊富
- 新卒応援ハローワークがある
1つずつ解説します。
①地元の中小企業の求人情報が多い
転職サイトや転職エージェントで紹介されない、地元の中小企業を探すならハローワークです。
地元の中小企業は、転職サイトや転職エージェントにお金を払えないから。
ハローワークで人材を採用しても無料なので、資金力が弱い中小企業はハローワークに求人を出してます。
地元で転職したい人は、ハローワークがおすすめ。
②地方都市でも求人が豊富
ハローワークは地方都市の転職に強いです。
地方都市は、転職サイトや転職エージェントが弱いから。
なので、地方都市にUターン転職するならハローワークがおすすめ。
ちなみに、Uターン転職については、
第二新卒でUターン転職するデメリット【転職活動方法も解説する】に詳しくまとめたのでどうぞ。
③新卒応援ハローワークがある
第二新卒が相談できる「新卒応援ハローワーク」があります。
ようは若者向けのハローワークですね。
専任の担当者がついて、何度でも相談できます。
※ただし、転職エージェントでも同じことが可能なので、ハローワークだけのメリットって感じじゃないです。
第二新卒がハローワークを使う5つのデメリット
反対に、デメリットは下記の5つです。
- ブラック企業の求人票が多い
- 大手企業の求人はない
- システムが使いづらい
- 土日にやってない
- 担当者が必死じゃない
1つずつ見ていきましょう。
①ブラック企業の求人票が多い
ハローワークは、ブラック企業の求人票に注意しましょう。
公共機関なので、ブラック企業でも求人掲載を断れないから。
転職エージェントで提携を断られたブラック企業は、ハローワークに求人を出してます。
事実、ハローワークではウソの求人票もあるくらいです。
参考:厚生労働省「平成27年度ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数を公表します」
結論、ハローワークを使ってもいいですが、ブラック企業は見分けましょう。
ブラック企業の見分け方は、
ブラック企業の見分け方20選【1人で判断できないときの対処法も紹介】にまとめたのでどうぞ。
②大手企業の求人はない
ハローワークには、大手企業の求人はありません。
大手は、自分のブランドで人を集められるから。
ハローワークから紹介された人は「必ず会わなきゃいけない」というルールもあり。
ほっといても応募が集まる大手企業は、わざわざ会いたがりません。
ハローワークは転職サイトや転職エージェントで相手にされなかった人が多く、大手企業は嫌がります。
なので、ハローワークには大手企業の求人がないんです。
③システムが使いづらい
ぶっちゃけ、求人検索のシステムはかなり使いにくいです。
公共機関なので、システムの改善とか必要ないので。
かなり前のシステムを使ってて、時代錯誤です。
スマホを使い慣れてるような第二新卒には、意味不明なシステムですよ。
④土日にやってない
なんと、土日はやってません。
在職中の転職活動は土日がメインなのに、閉まってます。
都市部では一部土曜日もやってるけど、日曜日はやってません。
はっきりいうと、ハローワークは辞めてから行く人がほとんど。
在職中の転職活動には向きません。
⑤担当者が必死じゃない
公共機関なので、担当者も必死じゃないです。
ノルマがないので。
親身になってくれる担当者もいますが、中にはお役所気質な人もいて必死じゃない。
業務を終えて早く帰ることしか考えてない担当者にあたると、親身になってもらえません。
第二新卒が転職エージェントを使うメリットとデメリット
もう一度まとめとくと、転職エージェントを使うメリットは下記のとおりです。
- 第二新卒に特化したエージェントがある
- ブラック企業を排除しているエージェントもある
- 大手企業の紹介あり
- 土日もやってる
- 担当者が必死
- システムが使いやすい
簡単にいうと、ハローワークのデメリットを補ってるのが転職エージェントって感じですね。
【注意】転職エージェントのデメリット
ただし、転職エージェントのデメリットは下記の3つ。
- 地元の中小企業の求人が少ない
- 地方都市に弱い
- 悪徳エージェントもある
悪徳エージェントについて説明しておきますね。
そもそも転職エージェントって、企業に人材を紹介して、企業から紹介手数料をもらうビジネス。
なので、転職エージェントの担当者にはノルマがあります。
悪徳エージェントとは、無理やり転職させようとするエージェントのことです。
悪徳エージェントの特徴
担当者はノルマがあるから、本音は転職してほしい。
でも、転職ってリスクもあるし、全員が転職すべきとも限らないですよね。
中には親身になってくれて、
と言ってくれるマジメなエージェントもあります。
でも、悪徳エージェントは、
- 転職すべきじゃない人にも転職を勧める
- 紹介手数料が高い企業ばかりを勧める
- すぐに転職するよう勧める
など、自分のノルマ達成しか考えてません。
【ちなみに】転職しない方がいい人の特徴
仕事が辛い第二新卒の対処法【今の会社を辞めていいかわかります】にまとめたので、どうぞ。
あなたが転職していいか、転職しない方がいいかわかります。
悪徳エージェントを避ける方法
20代の未経験者におすすめの転職エージェント3選【失敗しないコツ】に信頼できるエージェントをまとめたので、これを見ればOK。
- ブラック企業を排除している
- 無理やり転職させようとしない
- ちゃんと「転職しない方がいい」とも言ってくれる
という転職エージェントをまとめてます。
まとめ【第二新卒がハローワークを使うのはメリットとデメリットがある】
最後にもう一度、ハローワークと転職エージェントのメリットとデメリットをまとめておきます。
メリット | デメリット | |
ハローワーク | 地元の中小企業の求人情報が多い
地方都市でも求人が豊富 新卒応援ハローワークがある |
ブラック企業の求人票が多い
大手企業の求人はない システムが使いづらい 土日にやってない 担当者が必死じゃない |
転職エージェント | 第二新卒に特化したエージェントがある
ブラック企業を排除してるエージェントもある 大手企業の紹介あり 土日もやってる 担当者が必死 システムが使いやすい |
地元の中小企業の求人が少ない
地方都市に弱い 悪徳エージェントもある |
そして、ハローワークが合ってる人は、下記のような人です。
- 地方都市で、地元の中小企業に転職したい人
- 自分でブラック企業を見分けられる人
- すでに退職してる人
反対に、転職エージェントが合ってる人は、下記のような人です。
- 都市部で転職したい
- 自分でブラック企業を見分けられない
- 在職中に転職活動したい人
あなたが合う方に相談してみてください。
心配なら、両方に相談してもOKです。
※どちらも無料なので。
ちなみに、第二新卒向けの信頼できる転職エージェントは、
20代の未経験者におすすめの転職エージェント3選【失敗しないコツ】にまとめてます。
本気で転職したいなら、行動開始です。
具体的な転職活動の手順は、
20代の転職の進め方10の手順【失敗しない転職活動のコツも解説】にまとめたので、手順に沿って行動を開始しましょう。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです。